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20年度公庫融資 上半期で128億円強

沖縄公庫八重山支店の融資実績

沖縄公庫八重山支店の融資実績

前年度の2・2倍に コロナ禍、売上減を補てん

 沖縄振興開発金融公庫八重山支店(前村司支店長)の2020年度上半期融資実績(速報値)が前年度1年間の57億1800万円を2・2倍上回る128億円強となったことが分かった。融資件数も前年度比343件増の892件。ことし4月から始動した「新型コロナウイルス特別貸付」による融資の伸びが融資額を大きく引き上げた。

 新型コロナ特別貸付は、従来に比べ金利が低く長期にわたって借りられることが特徴。小規模事業者の経営安定などを支援する生業資金として利用する場合、最大8000万円の融資を受けることができ、4000万円までは利子補給制度により実質無利子で借りられる。返済期限は15年以内、利息分のみを返済する据え置き期間は5年以内となっている。

 同支店によると、生業資金による融資が前年度比3倍の約96億円で全体の約75%を占めた。これまで公庫を利用してこなかった零細企業による新規の借り入れが増えており、コロナによる緊急経済対策として国が中小企業に最大200万円、個人事業者に同100万円を給付する持続化給付金などでは経済的損失を賄えない実態が浮き彫りになった格好だ。

 融資の使用目的も事業運営に必要な運転資金が120億円超で全体の約95%、事業拡大などに使われる設備資金が8億円弱で約5%。例年、運転資金と設備資金は半々で推移していたが、ことしは運転資金がほとんどを占めた。

 前村支店長は「コロナの影響でこれまで売り上げでカバーしていた固定費などの支払いが滞り、その補填として(融資が)使われている」と説明する。

 今後について「以前の売り上げに戻らなくても経営が成り立つように付加価値を高め、利益を確保できるような経営への転換が求められる」と指摘、「ウィズ・コロナの事業展開に向けて、八重山全体で取り組んでいく必要がある」と強調した。

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