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家畜伝染病の初動対応学ぶ 八重山農林水産振興センター

家畜伝染病の初動免疫措置の重要性や実際の手順などを学んだ八重山地域特定家畜伝染病防疫演習=3日午後、八重山合同庁舎会議室

家畜伝染病の初動免疫措置の重要性や実際の手順などを学んだ八重山地域特定家畜伝染病防疫演習=3日午後、八重山合同庁舎会議室

関係者が防疫演習

 沖縄県農林水産部八重山農林水産振興センター(仲宗根智所長)は3日、八重山合同庁舎で2020年度「八重山地域特定家畜伝染病防疫演習」を行い、センター職員のほか県や市、生産者団体などの担当者が参加。家畜伝染病発見から事態収束までの流れや防護服の着脱方法などの初動対応を学び、万が一に備えた。

 豚熱やアフリカ豚熱など特定家畜伝染病は、本土や近隣諸国で断続的に発生しているほか、ことし1月にはうるま市で県内33年ぶりとなる豚熱が発生。豚1万2000頭余りを殺処分する事態となった。

 座学講習では、同センター家畜保健衛生課の泉里奈氏が豚熱やアフリカ豚熱の恐ろしさを説明した後、▽防疫措置の基本▽発生時の防疫措置手順▽防疫作業における衛生区分の役割―などの手順をことし1月に豚熱が発生したうるま市の例を挙げながら解説。「まん延を防ぐには発生が確認されてから最初の3日間の殺処分、埋却、農場消毒の初動防疫措置が大切」と強調した。

 また、海外からの旅行者の携帯品からアフリカ豚熱のウイルス遺伝子が検出されるなど国内へのウイルス侵入のリスクが高まっている現状を紹介。泉氏は「いつ国内に入ってきてもおかしくない。危機管理態勢の強化が必要」と訴えた。

 実働講習では、豚熱など家畜伝染病が郡内で発生した場合に備えて同課の高桑悠子氏による「豚熱発生時の防護服着脱演習」と同課の堺龍樹氏による「模擬豚を使用した殺処分実習」を実施。

 防護服の着脱では、マスクやキャップ、フードの着用方法や順番のほか、作業後の防護服の外側に触れないように脱ぐ方法などを演習を交えながら学んだ。

 殺処分実習では、電殺を担当するグループとガス殺を担当するグループに分かれ、パレットを使い豚を追い込む捕獲方法や電気やガス、薬剤を使った殺処分方法などのデモンストレーションを行った。

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