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忘年会に消極的 コロナで自粛

新型コロナの影響で忘年会を自粛する傾向が出始めている(写真は忘年会のイメージ)

新型コロナの影響で忘年会を自粛する傾向が出始めている(写真は忘年会のイメージ)

予約ゼロの飲食店も 書き入れ時に苦境

 1年の締めは忘年会で―。年末の風物詩も、ことしは新型コロナウイルスの影響で大きく様変わりしそうだ。企業や事業所が規模の大小問わず忘年会開催に消極的になっているからだ。すでに自粛を決めた職場もある。受け入れ側の宴会場では1日時点で予約ゼロのケースも。書き入れ時に、ホテルや居酒屋が苦境に立たされている。

■クラスターが決め手

 例年100人前後でホテルを貸し切って忘年会を開く小売業の会社は、コロナ禍で早々に自粛を決めた。社内で感染者が出た場合の影響を懸念する。

 当初は忘年会を実施する予定だった。ただ、医療機関での大規模クラスター(感染者集団)発生が自粛の決め手に。担当者は「仕事で消費者と関わることが多いので、忘年会で感染したら地域に多大な迷惑をかける。営業もできなくなるので影響が出る」と説明。

 忘年会は例年、会社主催の一次会と自由参加の二次会がある。一次会メンバーの3割が二次会に行く傾向にあったという。同社では職場の個人的な飲み会も自粛するよう求めており、「(会社主催は)今のところめどが立たない。当面できないだろう」と話した。

 市内マリンレジャー業の会社は、12月に入っても忘年会実施が未定のまま。通常、他業種の関係者も招いて30~40人規模で宴会を開く。ことしは規模縮小して行う予定だが、担当者は「県内の感染者が増えているので、感染が落ち着いたら開く」と情勢を見極めて可否を決める。

■年末年始「動きない」

 市内のあるホテルには昨年12月の忘年会で約60件の予約が入っていたが、ことしは1日時点でゼロ。家族・親戚間の懇親会や長寿祝いなど10人規模の集いがある程度という。

 同ホテルによると、企業などは忘年会を断念し、新年会に予約を入れ直す傾向にある。ホテル側は現在、テークアウトなどホームパーティー用の商品に力を入れている。担当者は「例年12月は忘年会で3~4カ月分稼ぐもの。新年会には自粛傾向がなくなることを祈る」と収束を願う。

 美崎町のある居酒屋でも、忘年会の予約が減少し前年の2割程度に。30人規模の忘年会はあるが、小規模も含め全体で一桁台の状況だ。担当者は「今は地元客の動きが悪い。もう年末年始で大きな動きはないだろう」と予測。その状況を見越して、個人客向けの飲食プランを売り出している。

 忘年会に関して石垣市は「飲食は5人未満」「2時間以内」と市民に呼び掛けている。

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