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石垣市 堆積土砂を埋め立て用に

南ぬ浜町に積み上げられているしゅんせつ土砂。これを埋め立てに使用し、フラットにする計画だ=27日午後

南ぬ浜町に積み上げられているしゅんせつ土砂。これを埋め立てに使用し、フラットにする計画だ=27日午後

南ぬ浜町の港湾計画を変更 新たに民間開発地確保

 クルーズ船専用バース整備に伴って南ぬ浜町(新港地区)に積み上げられているしゅんせつ土砂が今後の民間活力を生かした開発のネックになる恐れがあるとして、石垣市は埋め立てに使用してフラットにするとともに、民間開発が可能な用地を新たに確保する計画だ。27日、石垣港港湾計画の軽易な変更を市地方港湾審議会(会長・黒嶋克史石垣市商工会長、17人)に諮問、適当との答申を得た。2022年度以降に工事が始まる見通しだ。

 市港湾課によると、現港湾計画は東日本大震災後に策定されたため、津波避難のためにかさ上げする内容で、しゅんせつされた土砂が3カ所に積み上げられている。土砂量は約64万立方㍍。

 一方、市は新港地区をにぎわい・交流の拠点として民間活力の導入を検討。このため、新港地区地先南側の緑地となっている部分を交流厚生用地へと変更し、小型船だまり側に堆積土砂による埋め立てで緑地の減少分を確保する。

 今回の軽易な変更により、交流用地は現行3・5㌶から10・3㌶に拡大。民間活力を導入した観光リゾート・レクリエーション施設を見込む。ホテルなどの商業施設を津波時の避難先として活用する考え。

 緑地は現行34・1㌶から34・4㌶に。市民のレクリエーション、大規模イベントに利用できる多目的広場を確保する。

 一方、小型船だまりは泊地が15・8㌶から7・8㌶に変更され、一直線だった埠頭用地もL字側になる。

 市は答申を受け、軽易な変更を国土交通大臣に送付する。来年度以降、事業に向けた実施設計、八重山漁協の同意、漁業補償、埋め立て申請などの手続きがとられる。

 審議会で市は、埋め立てなどによる周辺環境への影響について「規定計画で、もともと小型船だまりが計画されていた箇所で著しい影響はない。工法・工期などについて十分に検討し、監視体制のもとに環境に与える影響をより少なくするよう慎重に行う」と説明した。

 質疑では、南ぬ浜町の利用事業者から、積み上げられた土砂の粒子が細かいため飛散や道路冠水の要因になっているとして改善を求める声が挙がった。

  • タグ: 石垣市港湾計画
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