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西表島利用ルール策定へ 特定観光資源に4区域指定

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立入人数を制限、罰則も エコツー推進全体構想 地方局協議版承認

 西表島の自然環境を適正に管理し持続可能な観光振興につなげるため、西表の陸域・海域の利用ルールを定める「西表島エコツーリズム推進全体構想地方局協議版」の案が固まった。人気を集めるピナイサーラの滝周辺など島内4区域を特定観光資源に指定し、1日当たりの立入人数を制限する。4区域へは、地方局協議版を策定した竹富町西表島エコツーリズム推進協議会が認める「登録引率ガイド」と一緒でなければ立ち入り不可。違反すれば罰則が科せられる。制度は、関係省庁の認定を経て、最短で2022年度中の運用を目指す。

 19日、西表島離島振興総合センターで、2020年度第1回西表島エコツー推進協(会長・大浜知司副町長、委員36人)があり、地方局協議版案を承認した。エコツーリズム推進法に基づき策定した同案は、21年度に環境省、林野庁、国土交通省、文部科学省へ本申請するため、県内の出先機関と協議し、必要があれば加筆・修正する。

 特定観光資源区域の1日当たりの上限人数は、通年で▽ヒナイ川200人▽西田川100人▽古見岳30人▽浦内川源流域50人▽テドウ山30人。

 ヒナイ川・西田川の指定により、多い日で1日約300人に上るヒナイ川周辺の利用者を西田川に誘導し、利用分散しながら両フィールドの適切な保護と成育を図る。

 古見岳は、1日当たりの利用者が少ないものの、国内希少野生動植物が生息し生物多様性が育まれる場所。利用者が増加すると植生の改変など自然環境の劣化、盗掘・盗採の問題、ガイドを伴わない利用者の遭難なども想定される。

 浦内川源流域、テドウ山も古見岳と同様。レッドデータブックに記載される種が生息・生育。利用者はそれほど多くないと考えられているが、世界自然遺産登録を契機に利用者増による影響が考えられている。

 4区域へのツアーは、上限人数内、登録引率ガイドが同行することを条件に竹富町長が承認する。一方、現時点で所管省庁との協議に入っていないため、案が変更される可能性もある。

 エコツー推進協は、立ち入り制限を運用するための体制構築に向け、立ち入り申請や承認手続き、登録引率ガイド制度の設計を進めている。

 今後のスケジュールは、最短で21年度に4省庁に西表島エコツー全体構想を本申請し認定を受ける予定。22年度から立ち入り承認制度、登録引率者制度を運用させる。

  • タグ: 西表島エコツーリズム推進全体構想地方局協議版
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