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鳥類保全区域を設定へ 保全・利用計画素案を公表利活用ルールも

石垣市名蔵アンパル保全・利活用推進協議会が開かれ、委員が同計画の素案を確認した=17日午後、石垣市健康福祉センター

石垣市名蔵アンパル保全・利活用推進協議会が開かれ、委員が同計画の素案を確認した=17日午後、石垣市健康福祉センター

名蔵アンパル推進協

 石垣市名蔵アンパル保全・利活用推進協議会(島村賢正会長)が17日午後、石垣市健康福祉センターで開かれ、事務局が保全・利用計画の素案を公表した。同計画は名蔵アンパル内の鳥類保全区域や利活用ルールなど六つの方針を定めたもの。対象範囲は名蔵アンパルと流入河川流域。2020年度内に計画を策定し、21年4月スタートを目指す。

 保全・利活用計画は、名蔵アンパルで陸地からの土砂流出、水質悪化、ごみ投棄などの課題が山積していることから、自然環境保全や自然と触れ合い学べる場を維持・活用することなどが目的。同計画の期間は21年4月~26年3月までで、5年ごとに計画を見直す。

 同計画の理念には「流域一体で取り組む『保全』・『ワイズユース』・『交流・学習』を推進する」と定めた。基本目標に▽保全・名蔵アンパルの保全と流域からの影響低減▽利活用・名蔵アンパルの賢明で持続的な利活用と交流・学習の創出―を定める。

 このうち、名蔵アンパル利活用ルールでは▽ごみを捨てない▽砂浜への車両乗り入れ、ゴルフ等の球技、花火、バーベキューを含む火の使用を控える▽鳥類が進行方向にいる場合、迂回して採餌・休息などへの影響が小さくなるよう心がける―ことを示す。業者に対しては▽商業行為で使用するカヌー等の道具を放置しない▽商業行為を実施するには協議会に届け出る―なども規定。

 また、生態系の保全方針として鳥類保全区域を設ける。同区域は水鳥、タカ類、天然記念物が休息場などに利用する範囲で設定、利用可能時間を設けて人の立ち入りを制限する。シギ・チドリ類の餌場で、アジサシ類の繁殖コロニーが確認されたエリアは、特別配慮区域と定める。

 審議では、ごみ捨て禁止を呼び掛ける利活用ルール運用に当たっての監視体制や、普及啓発活動などを行う拠点整備の具体案が問われる場面もあった。このほか、立ち入り制限などがない鳥類特別配慮区域で「繁殖期間を考慮したルールを作る必要がある」との意見、飛来する鳥類のモニタリング調整の必要性を求める声も出た。

 同計画案の方針はこのほか▽赤土等流出防止対策方針▽各施設の排水流出防止対策方針▽名蔵アンパル保全のための普及啓発方針▽施設整備方針―がある。

 今後、12月~来年1月中に第3回協議会を開き、同会レジャー部会と意見交換する。事務局の石垣市は4月1日のスタートを目指すが、半年ほどの周知期間を設けたい考え。

  • タグ: 石垣市名蔵アンパル保全・利活用推進協議会鳥類保全区域
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