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八重山合衆国を象徴する学校といえば…

 八重山合衆国を象徴する学校といえば、名蔵小中学校と伊野田小学校が両雄だと思う。前者は台湾系の人たちと縁が深く、後者はいち早く石垣入りした移民と切っても切れない関係にある▼伊野田小のホームページ(HP)によると、同校は1950年9月2日開校の白保小学校伊野田分校が前身。この半年前に星野への第1次先遣隊が入植している▼故・山口忠次郎開拓団長の著書「開拓」によると、開拓団は入植地で暮らすことになる子どもの人数を調べてから石垣島へ向かった。黒板とチョークは、開拓者の出身地から贈られたせんべつ。いすと机は保護者の手作りだ▼同校の70周年記念運動会は10月25日に開かれた(11日付本紙8面)。新型コロナウイルスの影響で縮小を余儀なくされ、気の毒と言うほかないが、戦後の八重山開拓をリードした移民1世の気概が「祝70」の人文字に読み取れる▼戦後の八重山開拓は、各地で70周年の節目を迎えており、住吉はすでに2018年10月に式典を終えている。ことしの星野は新型コロナのために9月に延期して開催した。来年は伊野田である▼一連の記念行事で、八重山ならではのグラデーションが紡ぎだされていくだろう。コロナをなだめ、八重山が多様な人たちで成り立っていることを確かめていきたい。(松田良孝)

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