八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

石垣SDGsシンポ 石垣島を離島モデルに 

SDGsについて意見交換するパネリストら=14日午後、市民会館中ホール

SDGsについて意見交換するパネリストら=14日午後、市民会館中ホール

課題発信を求める声も 「地上資源の循環を」

 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた先進的な取り組みとして内閣府からSDGs未来都市に認定されている石垣市で14日、「八重山から地域循環共生圏について考えよう」をテーマにしたシンポジウム(同実行委員会主催)が行われた。市民会館中ホールで講演やパネルディスカッションがあり、「地上資源の循環を」「石垣を離島のモデルに」などの提案が出た。課題発信を求める声もあった。

 石垣SDGsモデルは「自然と文化で創る未来~守り・繋ぎ・活きる島 石垣~」をテーマに「経済」「社会」「環境」を連動させ、貧困削減や経済成長など地域発展を目指す内容。

 中山義隆市長は講演で、SDGsを市民憲章にはめ込んで市民への浸透を図る考えを示し、「石垣島をモデルに、全国の離島や世界の島しょ国でも活用できるようにしたい」と意欲。オンラインで講演した環境省事務次官の中井徳太郎氏も「石垣を離島モデルとして打ち出していきたい」と述べた。

 携帯電話から金属を取り出して東京五輪のメダルを制作するなど、資源循環の社会づくりを目指している日本環境設計取締役会長の岩元美智彦氏は「戦争やテロの多くは地下資源の争奪が原因になっている」と指摘、石油など地下資源を使用せず今ある地上資源をリサイクルする経済圏の構築の必要性を強調した。

 「みんなが地上資源を使用した製品を買えば買うほど①経済はまわる②二酸化炭素を削減できる③戦争やテロをなくすことができる。地下資源争奪戦争を終わらせるのは金じゃない、武器じゃない。わくわく・ドキドキするみんな参加型の持続可能な循環社会だ」と呼び掛けた。

 パネルディスカッションで岩元氏はリサイクル工場がほしいとのフロアの意見に「具体的なものを出していくエネルギーが必要だ。例えば海ごみからできたTシャツを売る。すると利益が出て経済が回り、環境が循環する。経済と環境の両立が大事だ」と助言した。

 一方、会場からは「きょうグラスボートで川平湾を見たが、サンゴが死屍累々となっているエリアが多かった。そうした課題を発信していっしょに解決していこうという取り組みがあるべきだ。観光客もいっしょに解決する仕掛けをつくるのが石垣モデルになると思う」との提案も。現状に「貝が育たない湾に間違いなく向かっている。いま手を打たないと手遅れになる」と警鐘を鳴らした。

  • タグ: 持続可能な開発目標SDGs
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム