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八重山病院隣接 暫定ヘリポート供用開始

石垣航空基地ヘリコプターの機長から説明を受ける関係者ら=11日夕、八重山病院南側の暫定ヘリポート

石垣航空基地ヘリコプターの機長から説明を受ける関係者ら=11日夕、八重山病院南側の暫定ヘリポート

搬送時間短縮 人命救助「心強い」

 旧石垣空港跡地の県立八重山病院南側に救急患者搬送用の暫定ヘリポートが整備され、11日夕、関係者が参加して供用開始式(沖縄県主催)が行われた。海上保安庁の急患ヘリ輸送の対象は、主に竹富町、与那国町、多良間村の住民。搬送時間の短縮に期待を寄せる外間守吉与那国町長は「石垣島の周辺離島とは違い、石垣島まで距離がある与那国町。迅速に対応してくれた県に感謝」、伊良皆光夫多良間村長は「人命救助は一分一秒を争うため、病院近くに暫定ヘリポートが完成し心強い」とそれぞれ述べた。

 暫定ヘリポートは県が設置。24時間運用可能で、20㍍四方の離着陸帯、50㍍四方のフェンスを整備した。運営・管理も県が行う。県防災危機管理課によると、総工費は約2900万円。借地費用や持ち運び可能な夜間用照明などを含めた事業費は約3200万円。

 供用開始式で急患ヘリのデモンストレーションがあり、ヘリが着陸後、救急車に患者を引き渡し病院まで搬送する一連の流れを披露した。

 その後、参加者や関係者ら約40人がヘリポートに移動。ヘリを操縦した第11管区海上保安本部石垣航空基地の金城直樹機長から、新型コロナウイルス陽性者を想定し、専用の収納運搬用バッグを用いた輸送方法の説明を受けた。

 設置主体を代表して玉城デニー知事は「県としては国や関係市町村、石垣航空基地との協力体制のもと、ヘリポートの継続的な運用を図っていく。引き続き急患搬送体制の確保、医療体制の充実へ関係機関の協力をお願い申し上げる」とあいさつした。

 外間町長は、町が沖縄本島からの光ケーブル開通によって情報の格差が解消されたことを紹介し、「情報の格差が是正されても、与那国から石垣までの移動距離は解消されない。暫定ヘリポートは八重山病院が中核病院、災害拠点病院として役割を果たすためにも重要な施設。県においては恒久的なヘリポート整備へ特段の配慮を熱く申し上げる」と要望した。

 このほか、関係機関を代表し川満誠一副市長、第11管区海上保安本部の葛西正記本部長もあいさつした。

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