マスク自販機設置 国内二カ所目、西日本で初
- 2020年11月11日
- 社会・経済
アウトドア・フットウエアブランド「KEEN」を展開するキーン・ジャパン合同会社(本社東京都)は10日、全国2カ所目で西日本では初となるマスクの自動販売機をユーグレナ石垣港離島ターミナル内に設置した。
西表島の自然保護・文化継承のために立ち上げたプロジェクト「Us4IRIOMOTE(アス・フォー・イリオモテ)」の一環で、売り上げの一部が活用される。
プロジェクトは昨年4月15日の「イリオモテヤマネコの日」にスタート。旅先に敬意と思いやりを持って接し、小さな恩返しをして帰ってくる「エシカル・ツーリズム」の提唱や動物・自然保護活動を行う団体の支援、西表島ドキュメンタリー映画の製作を行っている。
プロジェクトに賛同している平田観光(株)(大場喜満代表取締役)の協力を得て店舗横に販売機を設置した。くり返し洗って使用できるマスクを販売し、環境への配慮や旅先でのマスク着用、マナー向上を呼び掛けていく。
銀座に次ぐ2カ所目の設置にキーン・ジャパンの井上泰子さんは「コロナ禍におけるツーリズムについて離島は切実。ここが一番必要とされている」と強調。プロジェクト事務局の松島由布子さんは「エシカルは小さなことでいい。ここでマスクを買ったことで旅先に対する思いやりを持つきっかけになれば」と期待した。
平田観光の大場代表取締役は「行く方も受け入れる側も安心して楽しめる新たな八重山観光のあり方を模索していく必要がある。マスクもおしゃれでわくわく感を演出できるのはウィズコロナに即した一つの形」と語った。
マスクは、持続可能な綿花栽培を証明するBCI認証の綿を使用。くり返し洗えるため、ごみの削減も期待できる。デザインは8種類以上で2サイズを用意。2枚セットで1400円(税別)。このほか、リサイクルポリエステルを使用したエコタオルやボトルも販売されている。2021年3月末まで。
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