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暫定ヘリポート11日供用開始 急患搬送時間が短縮

県立八重山病院の隣接地に設置された暫定ヘリポート(写真手前のH)。11日に供用開始=4日午前、真栄里

県立八重山病院の隣接地に設置された暫定ヘリポート(写真手前のH)。11日に供用開始=4日午前、真栄里

八重山病院に隣接

 石垣島周辺離島からの救急患者搬送で、第11管区海上保安本部石垣航空基地のヘリコプターが離着陸する「暫定ヘリポート」が11日、県立八重山病院隣接地で供用開始する。ヘリポートの位置が現在の新石垣空港より近くなり、急患搬送時間の短縮につながる。県は同日、完成セレモニーを行い、関係者に公開する。

 暫定ヘリポート一帯は大半が国有地。県は国から3年契約で借地し整備した。ヘリポートの整備面積は約3400平方㍍、侵入防止のため周囲にフェンスを設置。離着陸帯部分は400平方㍍。ヘリポートから八重山病院まで約70㍍に接続道路を整備、救急車の待機場所も設けた。事業費は2616万円。

 夜間利用を可能にするため、可搬型の照明装置を活用し運用する。運用主体は県防災危機管理課だが、同課によると、照明の設置はヘリが到着する前に同院の守衛が行う。接続道路の門扉はその都度、市消防が施錠する。

 一方、旧石垣空港跡地の土地区画整備工事が2022年度から予定され、使用できる期間は限られる。その上で県は、同院により近い恒久へリポートの設置も検討。委託調査後、関係機関へ情報を共有していく。

 石垣島周辺離島からの急患搬送は、県と第11管区海保との協定により実施。

 県が設置した暫定ヘリポート計画は、旧石垣空港跡地で昨年12月から本格化した石垣市役所新庁舎建設に伴い、同跡地にある真栄里ヘリポートの使用が困難になったことで浮上した。

 現在、海保のヘリは新石垣空港で患者を降ろし、空港から市消防の救急車で八重山病院に搬送している。真栄里ヘリポート運用時と比べ、距離と時間が延び「人命救助に支障が出る」として、離島住民や関係団体から同院近くに新ヘリポートを整備するよう強い要望があった。

 6日、玉城デニー知事は定例会見で、ヘリポートの位置が現状よりも近くなることに触れ、「到着から八重山病院までの搬送時間の短縮が図られ、八重山圏域住民の安心・安全につながる」と述べた。

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