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与那国町内で感染初確認 きょう大規模PCR検体採取

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新型コロナ

 八重山地域新型コロナウイルス対策本部は29日、与那国町内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。感染者は祖納地区在住の70代女性(八重山保健所管内127例目)で、感染経路は調査中だが、9月下旬~10月中旬まで那覇市に滞在していた。町は30日、久部良港で女性と接触した住民約50人を対象にドライブスルー方式のPCR検体採取を行う。検査結果は11月1日前後に判明、陽性者の数をみて石垣島か沖縄本島のどちらかに搬送する。

 女性は島に戻った後、25日に発熱やせきなどを発症、28日に町立与那国診療所を受診し、医師の判断で自宅に場所を移して抗原検査を行った結果、陽性と判明した。症状は軽症。県立八重山病院の病床数が逼迫しているため、女性は29日午後、海上保安庁の航空機で本島へ搬送され、那覇・南部の感染症指定医療機関に入院した。

 島内では消防団員が町の搬送車両で女性を与那国空港まで運び、航空機に引き継いだ。機内では、ウイルスなどの拡散を防止するための搬送器具「感染症患者搬送装置(アイソレーター)」で隔離した。

 関係者によると、女性は通院のため9月下旬から那覇に渡航、親族の自宅に滞在した。今月18日、自民党会派県議団と同じ便で与那国に戻ったが、八重山保健所は「県議団の濃厚接触には当たらないだろう」との見方を示した。

 女性は帰島後、会合などに出席しているほか、25日に開催された与那国島駅伝競走大会の会場にも足を運び、終了後の懇親会で住民らと酒席を共にしている。保健所は女性の濃厚接触者を10人以下とみているが、町は住民の不安感情が膨らんでいることから、竹富町西表島で8月に実施したように検査対象の枠を広げて約50人とした。

 30日の検体採取は、診療所の指定管理者・県地域医療支援センターの医師ら2人で行う。午後2時ごろまでに終え、同日中に本島の検査機関へ検体を送る。

 検査結果を受け、保健所が陽性者の年齢や症状を勘案して本島に搬送するか石垣島の八重山病院や宿泊療養施設に移すかどうか判断。状況に応じて船・ヘリ・航空機での搬送協力を海保に依頼する。

 町は、町内の医療体制では患者の容体急変に対応できないため、「現時点で島内に宿泊療養施設としてホテルを借り上げる予定はない」としている。現時点で島内に駐屯する陸上自衛隊へ応援を求める予定はない。

 一方、30日の大規模検体採取の対象から漏れた住民が後日、発症することも予想されるため、医師が必要と判断すれば随時検査する方針。11月1日以降、検体採取場所は集会施設ドゥライドゥグルを使用。結果が出るまでは自宅で待機、陽性だと島外の病院や療養施設に送る。

 

■石垣市で新たに3人 八重山管内計4人

 八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部は29日、新たに石垣市内で3人、与那国町内で1人が新型コロナに感染したと発表した。八重山保健所管内114例目の関連で新たに男女2人の陽性が判明し、114例目の濃厚接触・接触者の感染確定は計8人に広がった。かりゆし病院関係は1人増え、計55人になった。

 確定患者は与那国町在住70代女性(127例目)、かりゆし病院施設出入り業者の60代女性(128例目)、114例目との接触歴がある職業確認中40代女性(129例目)と同50代男性(130例目)。60代女性は、陽性が確定しているかりゆし病院関係者の濃厚接触者。

 70代女性は軽症で沖縄本島の医療機関に入院、無症状の60代女性と軽症の40代女性は県立八重山病院に入院。無症状50代男性は宿泊療養施設へ入所した。

 現在、八重山管内で起きている感染グループは▽かりゆし病院・老健施設関連▽沖縄本島・石垣島外への渡航者▽本島渡航者からの二次感染―に大きく分類できる。八重山保健所は、かりゆし関連とその他散発的に確認されている陽性者との接触は低いとみている。

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