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菅政権が行政手続きの…

 菅政権が行政手続きの押印を廃止する「脱はんこ」を目指すという。実績づくりをあせっているように見える。総理になれば簡単にできるのなら、なぜ各省庁ににらみが利く官房長官時代、それも7年と8カ月に及んでできなかったか▼「次の総理」レースに名乗りをあげたい大臣がさっそく呼応し、法務大臣も「婚姻届・離婚届の押印を廃止する」と唱和した。省内議論なしにいきなりぶち上げるのもいかがなものか▼そんなニュースも日本学術会議の委員任命拒否問題で吹っ飛んだ。安保法制など政権に異を唱える学者を排除しようとの露骨な意図が見える。菅総理は「学術会議からの推薦名簿を見ていない」と発言した▼なのにテレビの画面にしっかり映されたのが、委員任命の決済文書。総理の「はんこ」が、きっちり押印されているではないか。決裁権者の押印は動かぬ証拠、見なかった、と言い逃れできない▼総理は「総合的、俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点」と説明したが、こんな「脱はんこ」では不安が残る▼石垣市で今年3件目となる公金横領事件が発覚した。県民こぞって心を寄せた「首里城火災義援金」を含む501万円。軽々に「脱はんこ」などと言える状況にないようだ。かつての職場の「はんこ社会」に身を置いた自戒を含めて。(慶田盛伸)

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