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新型コロナ 市の医療フェーズ最高「5」に

かりゆし病院の新型コロナウイルス感染状況

かりゆし病院の新型コロナウイルス感染状況

新たに1人感染確認 逼迫に警戒、連携急ぐ

 県は17日、石垣市内で新たに1人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。県は新規感染者の発生届に関する手続きが完了していないため、性別や年齢などを不詳にしているが、9人の感染者を出したかりゆし病院の入院患者とみられる。現在、県立八重山病院に入院し症状は中等症。15日以降のコロナ患者は10人、八重山管内累計で71人。県は、石垣市に対し16日付で病床確保計画に基づく医療フェーズを最高の「5」に引き上げた。感染拡大で病床不足や医療資源の逼迫(ひっぱく)に警戒が強まっている。

 新規感染者は、16日夕方に開かれた八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部会議後に陽性が判明。八重山病院に入院するコロナ患者の症状は重症1人、中等症9人。

 県は16日時点で9人の陽性者が出たため、入院患者に応じて設定する医療フェーズを5に上げ、八重山病院のコロナ専用病床を拡充する方針。

 院内でコロナに対応可能な病床は陰圧室、HCU含め13床となっていたが、県によると最大21床の確保が可能という。陽性者の受け入れには、既存のコロナ病床と同じ階にある一般病棟の個室、大部屋の約30床を空床にする。ただ、一般入院患者を転棟・転院させる必要があり、病院間の取り決めで転院先は市内で入院病床を有する「かりゆし病院」と「石垣島徳洲会病院」の2病院になっている。

 今回、かりゆし病院は集団感染で10月末まで病院閉鎖措置をとったため、医療体系のバランスが崩れることも懸念されている。主に八重山病院などで急性期治療を受けた患者が転院する回復期のかりゆし病院。当面は入院予定者が徳洲会に移るか、転院自体を先送りする可能性もある。

 八重山病院の篠﨑裕子院長は取材に「近く、地域医療の連携体制などを協議し方針を決める予定」と述べた。

 また、八重山病院では病床増加に伴い、コロナ患者専属の看護師などスタッフ数も増やさなければならない。県の糸数公保健衛生統括監は状況説明で「要請があれば、沖縄本島から医療従事者を派遣し、診療体制をサポートしたい」と協力態勢を示した。

  • タグ: 石垣市医療
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