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イリオモテヤマネコ 無事故300日超

イリオモテヤマネコの無事故日数が13年ぶりに300日を超えた(環境省西表自然保護管事務所提供)

イリオモテヤマネコの無事故日数が13年ぶりに300日を超えた(環境省西表自然保護管事務所提供)

07年以来13年ぶり コロナで交通量減少

 国指定特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」の交通事故が起きなかった日数が、今月6日で300日を超えた。新型コロナウイルスの流行で西表島への入域観光客数は減り、地元住民の経済活動も鈍り車の往来が少なくなったことが要因。一方、西表野生生物保護センターは、秋から冬にかけ子ねこが親離れ時期を迎えるため、警戒心の薄い子ねこが道路に飛び出すケースも増えると予想。GoToキャンペーンで客足が戻ると交通量の増加も見込まれ、同センターは道路端に注意し安全運転するよう呼び掛けている。

 イリオモテヤマネコの無事故日数が300日を超えるのは、2007年10月11日以来13年ぶり。19年12月11日~20年10月6日で300日となった。

 絶滅危惧IA類のイリオモテヤマネコは世界でも西表島のみに生息。島の低地部の湿地、河川・沢沿いをよく利用し、マングローブ林、農耕地周辺にも現れる。生息数は推定で100頭。生息を脅かす一因に輪禍死がある。

 交通事故件数は記録が残る1978年以降、92件(うち84頭死亡)。事故は2000年以降、年間5件を上回るようになり増加傾向にある。18年、過去最悪の9件(うち6頭死亡)を記録した。

 ことしの目撃情報は10月12日時点で246件。コロナで人の移動も減り、昨年の340件余に比べ少ないが、東部を中心に目撃情報は報告されている。環境省西表自然保護管事務所の田中詩織希少種保護増殖等専門員は、大富集落近くにある後湊橋周辺でヤマネコの親子が確認されている状況を説明し、「目撃箇所には、ヤマネコ飛び出し注意の看板を設置しているので、速度を守り注意して車を走らせてほしい」と促した。

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