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首里城義援金など501万円横領 20代職員を懲戒免職 不祥事また、今年度だけで3件目

中山市長や担当部課長らが、義援金などを横領した事案を受け謝罪した=13日午後、石垣市役所

中山市長や担当部課長らが、義援金などを横領した事案を受け謝罪した=13日午後、石垣市役所

石垣市 1人で担当、公金管理ずさん

 首里城火災義援金など4件の準公金501万円を着服したとして石垣市は13日、業務上横領で市民保健部主事の20代男性職員を懲戒免職処分にしたと発表した。中山義隆市長は同日午後の会見で「本事案の職員の行為は、公務員全体に対する信頼を大きく損なうもの」と謝罪。「市民の皆さまからの信頼回復に向け、再発防止に全庁挙げて努める」と述べた。

 市によると同職員が着服したのは▽日本赤十字社沖縄県支部石垣市地区事務費2万7100円▽同地区会費34万3146円▽同地区災害義援金(令和元年台風19号)51万544円▽石垣市被災地支援義援金(首里城火災義援金)413万6141円―の内訳。2019年5月から20年5月までの13カ月間、複数回に渡って501万6931円を着服、義援金に至っては全額横領した。

 着服が発覚したのはことし9月。同男性の上司が、7月から首里城義援金を県に送金するよう指示していたが、2カ月間未送金となっていることを確認。同職員を問い詰めたところ着服を認め、その後さらに3件の着服が判明した。市が領収書などと照らし合わせたところ、着服額が500万円余に上ることが分かった。

 同男性は集まった義援金を指定の口座に入金した後、複数回に渡って現金を引き出して私的利用。着服した現金は返済され、義援金も赤十字や県に送金済みという。

 同男性はこれらの現金管理を1人で担当。市の担当者は「管理体制が不十分だった。昨年度に限ってダブルチェックをしていなかった」と公金取り扱いの不適切さを認めた。

 石垣市関連の横領事案は今年度、市教委職員の給食費横領、市職員の市営駐車場料金横領と続き今事案で3件目。中山市長は対策として「公金や準公金の出し入れは二重チェックし、通帳や印鑑管理は課長など役職ある人が管理する」と強調した。全額返済されたものの同男性には「事案が重い」として刑事告発も視野に入れているという。

 また、市は男性職員の懲戒解雇とともに担当課長など管理監督職員の減給、戒告処分を行った。市長、副市長の減給処分は市議会12月定例会で提案する予定。

  • タグ: 石垣市義援金横領
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