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水揚げ半減 コロナ禍に不漁

期最後の操業で水揚げされたカツオ。総水揚げ量は24㌧と前年比57%減となった=8日午前、八重山漁協

期最後の操業で水揚げされたカツオ。総水揚げ量は24㌧と前年比57%減となった=8日午前、八重山漁協

カツオ漁、ダブルパンチ

 八重山漁協の今期カツオ漁が8日、終了した。八重山唯一のカツオ船第一源丸(上地源船長)が同日、200㌔を水揚げして操業を終えた。新型コロナウイルスの影響で出漁が約1か月遅れたことに加え、漁獲量も少なかった。水揚げ量は24㌧と前年比57%(32㌧)の大幅減となり、漁業者は「最悪なシーズン」と厳しい表情で振り返った。

 カツオ漁は例年、ユッカヌヒー(旧暦5月4日)を終えた6月からスタートするが、ことしは新型コロナによる空輸便減便の影響で出漁を約1か月見合わせた。さらに漁獲も少なかったため「ダブルパンチ」を受ける形となった。

 昨年は15㌧だった島外市場への出荷もことしは0・8㌧と大きく落ち込んだ。八漁協市場販売課の友利邦明課長は「毎年旧盆過ぎには本島、名古屋、徳島、高知へ毎日のように送っていたが、ことしは5回ほど。地元消費の分でも精一杯だった」と話した。

 第一源丸は8日、石垣島南東のパヤオで操業。しけの影響もあり、水揚げは200㌔と少なかった。船員の座波幸次さん(60)は「例年より漁獲が少なく、漁場にも小さなカツオしかいなかった。今までで一番悪いシーズン」と苦笑い、上地船長も「1か月の遅れが大きい。来年に期待してまた頑張るしかない」と語った。

 地元鮮魚店でも、カツオが店頭に並ぶ機会が減るなど影響が出た。崎原さしみ店の前仲優貴店長(36)は「この時期は居酒屋でカツオのおすすめメニューを出しているが、ことしはなし。離島の取引先にも送れなかった。ぷりんぷりんのカツオを食べてほしかったが」と声を落とした。

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