八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

図書購入費、500万円台に 1000万円台から減少

6日に開館30周年を迎える石垣市立図書館。当初予算の図書購入費が減り続けている=3日午前、同館

6日に開館30周年を迎える石垣市立図書館。当初予算の図書購入費が減り続けている=3日午前、同館

石垣市立図書館図書購入費の推移

一般会計当初予算 市立図書館、寄付金頼み

 石垣市立図書館の図書購入費が減少している。市一般会計当初予算に計上された購入費は記録の残る1994年に1300万円と1000万円台だったが、その後右肩下がりの傾向となり、今年度は517万円と94年の約4割に。寄付金やふるさと納税など一般財源以外の財源は増えてきたが、同館側は「当初予算を一定額確保しなければ、計画的な図書購入は難しい。一般財源をかさ上げし、寄付金頼みの運営を脱却する必要がある」と訴えている。

 2019年度の図書購入費は当初予算で509万円。決算では約900万円にのぼったが、このうち約400万円はふるさと納税や寄付金だった。図書館は一般財源の確保額をベースに図書購入計画を立てるため、この場合は500万円の範囲で図書の更新、新規購入を判断しなければならない。

 職員によると、当初予算の削減で影響が出ているのは自然科学、社会科学などに関する入門書以上の専門性を持つ一般書。学問の進歩に合わせ新しい本が毎年出版されるが、単価が高いため、購入のハードルが高いという。

 さらに、利用促進のためには劣化した本の買い替えも欠かせない。同館が昨年、図書館必携本と呼ばれるロングセラーの児童書を買い替えたところ、貸し出し利用が増えたという。

 また、地元出身者の自伝や地元出版社発刊の本は、郷土資料としての価値が高い一方、一度絶版あるいは品切れになると入手困難となるため、収蔵するには発売時に即購入することが重要だ。

 大田将之資料サービス係長は「図書館必携本を更新し、新しい本を購入するには1000万円ほど必要という実感がある」と話す。

 市立図書館協議会の慶田盛京子委員長は「石垣市が市民憲章にもうたう『文化都市』の根幹を支えるのは図書館の情報。竹富町、与那国町の住民にも貸し出しする大きな役割を果たしてきた。協議会としても図書館をフォローしたいが、予算がないことには難しい」と図書購入費の充実を要望する。

  • タグ: 図書購入費石垣市立図書館
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム