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第74回とぅばらーま大会 優秀賞に宮良さん(石垣)、平良さん(上原)、奨励賞に山田君(二中)

月に照らされながら思い思いの歌声を披露する唄者=29日夜、新栄公園

月に照らされながら思い思いの歌声を披露する唄者=29日夜、新栄公園

最優秀賞は該当者なし 男女16人が唄声競う

 2020年度(第74回)とぅばらーま大会歌唱の部(同実行委員会主催)が旧暦8月13日の29日夜、新栄公園で開かれた。中学3年生から80代の男女16人が秋の月の下、それぞれのとぅばらーまを情緒豊かに響かせ、コロナ禍の中にある郡民の心を慰めた。審査の結果、優秀賞に宮良あゆみさん(21)=川平出身、石垣在=、平良昌裕さん(70)=西表上原=、奨励賞に山田健太君(14)=石垣第二中学校3年=がそれぞれ選ばれた。最優秀賞は該当者なしとなった。

 戦後、郡民を元気づけるために始まった同大会は、現代では八重山を代表する民謡「とぅばらーま」を正しく継承し、内外に発信する目的で毎年開催。新型コロナウイルスが猛威を振るうことしは、とぅばらーまの力で郡民の心を癒やす意味も兼ね、規模縮小の上で開催となった。

 例年23人の出場枠があるが、ことしは人数を絞り、予選を勝ち抜いた精鋭15人と沖縄本島で開かれた北部とぅばらーま大会代表1人が出場。恋心や親への感謝、故郷を思う気持ちなど、それぞれの思いをとぅばらーまに乗せ熱唱し、審査員が歌唱力や方言の正確さ、情感などを評価した。

 3、4回目の出場という宮良さんは、コロナ禍で会えない同級生や家族に届けたい気持ちを込め歌った。受賞し「チャンピオンにはなれなかったがうれしく思う。まだまだ練習し納得のいく歌に仕上げたい」と目標。

 3回目の優秀賞となった平良さんは「コロナの中でも西表の山や農道で練習を重ねたが、息継ぎで失敗した。いつかチャンピオンになりたい」と語った。

 新城浩健審査委員長は「スマムニが十分でない、息が続かず尻すぼみになる、声量が豊かだが金切り声になる人などが見受けられた」と講評した。

 このほか感染対策として、開催時間も約1時間短縮。事前に整理券を配布し会場入場者を1000人に留めたほか、ソーシャルディスタンスを保つため会場を縦5㍍横3㍍ごとに区切った。整理券を持たない人たちは、公園の周辺に腰かけ、とぅばらーまの調べに耳を傾けた。

 作詞の部の表彰式もあり、歴代歌唱の部最優秀賞受賞者や作詞者本人などが受賞者の作品を歌い上げた。

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