未成年飲酒の危険性伝える オリジナルドラマを撮影
- 2020年09月24日
- 地域・教育
八重農ピア部
八重山農林高校ピア部(井上夏彩部長、部員6人)は未成年飲酒や喫煙の危険性を同世代に伝えようとオリジナルドラマを撮影し、23日午後、授業の一環として各教室で放映。視聴した全校生徒が、ドラマを通して未成年飲酒や喫煙の悪影響について学んだ。
若者が同世代を対象に、喫煙や依存症などの問題について正しい知識を発信し、身近な仲間として啓発する活動をピアエデュケーションという。
同部は未成年飲酒防止をテーマに、8月にドラマ制作を開始。主人公が高校生時代の飲酒をきっかけにアルコール依存症に陥り、離婚など挫折を経験するも、治療を受けて立ち直るストーリー。授業ではドラマに添えて、悪影響を示す統計資料をスライドで紹介。ラストは流行歌「香水」の替え歌で、未成年飲酒と喫煙の防止を呼び掛けた。
視聴した生徒らは、部員の熱演シーンに爆笑し、スライド資料の時間は真剣な表情で見入った。3年3組の女子(18)は「リアルな話だと思う。同世代からこうして伝えられると、1回の過ちで全部が崩れていくのだと改めて実感できた」と感想。
監督を務めた井上部長は「みんな笑う所は笑いつつも真面目に見てくれた」と達成感に浸り、主人公を演じた唐眞国士君(17)も「せりふを覚えるのが大変だったがやってよかった」とはにかんだ。
部員は次の通り。
▽井上夏彩、玉那覇誠篤、唐眞国士、新城涼恵、平良美夢、比嘉穂乃香(全員3年生)
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