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「やっと戻ってきた」 4連休で観光に活気

水牛車で島内を回る観光客ら=21日、竹富島

水牛車で島内を回る観光客ら=21日、竹富島

「安心・安全」をPR 10月以降の経済回復に期待感

 八重山各地は4連休中、にぎわいをみせている。これまで新型コロナウイルスの影響で人の動きが自粛傾向にあったが、政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」で10月から東京が解禁となるなど移動に緩和の傾向にあることから入域観光客も増加、観光地は久しぶりに活気を取り戻している。「旅行に来ても安心安全」。地元と来訪者の感染予防対策を促すなどして今後の観光需要の回復に期待する。

 

 開放感にも予防徹底

 

 ユーグレナモールでは21日、家族連れや学生グループが目立った。

 家族5人で愛知県から訪れた40代男性は「GoToキャンペーンが始まってから感染が広がったとは聞いていないので、家族単位で動く旅行なら感染の不安はないと思っている。ホテルの室内プールは閉鎖されているので、海で遊びたい」と楽しみな様子。京都から訪れた大学生8人は「3泊で竹富、西表、小浜を回る。マリンスポーツが楽しみ」と開放的な印象だ。

 その竹富町では島々が人気の訪問地となっており、竹富島にはこの日、1000人以上が訪れ、船会社が臨時便を出すほどだった。

 同島を訪れた大阪府の女性は「ゴールデンウイークから予約し、どうしようか迷っていたが、9月に入って収束し始めたので来島を決めた。滞在中はマスクや消毒を徹底して(地元の)皆さんに迷惑をかけないようにしたい」と話した。

 

 不安よりも…

 

 「18、19日は例年の夏並みに稼働していた。やっと戻ってきたなという印象だった。待っていたタクシーも1時間以内に全部はけ、1日3回ほど回った」。

 南ぬ島石垣空港で21日、客待ちをしていたタクシー乗務員の男性は頬をゆるめる。レンタカーも稼働率が回復しており、前年に比べ7割の予約率という店舗の従業員は「盆に次ぐ山が来た」と話す。東運輸の路線バスも連休前に比べて乗車人数は前年比で6割程度まで回復した。

 ただ、懸念も。タクシー乗務員は「20日以降はまたいつも通り3、4時間待ち」、八重山地区レンタカー連絡協議会の宮良尚則会長は「これまでの落ち幅が大きく、前年と比較にならない数字。連休だけの忙しさかも」と不安をのぞかせる。 

 一方、東運輸の久場島清俊常務取締役は「東京の人が動けば経済もうごく。10月からの波及効果に期待し、11月以降の修学旅行の弾みになればと思う。旅行に来ても安心をアピールしたい」、タクシー乗務員も「コロナも怖いが、仕事も大切」と期待感のほうが大きい。

 竹富島では飲食店から「たくさんの観光客が来島してくれて感謝半分、半分不安」といった複雑な声も挙がるが、水牛観光などを行う㈲竹富観光センターの小底大吾取締役は「シルバーウイークで8割くらいにまで観光客が戻っている。コロナ感染者が増えなければ、GoToキャンペーンを利用して10月以降も観光客が増えてくれるのではないか」と期待する。

  • タグ: 連休観光
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