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自民党で初めて「無派閥、非世襲」首相の誕生…

 自民党で初めて「無派閥、非世襲」首相の誕生という。菅政権である。秋田の農家生まれ、町工場就職、苦学、たたき上げ。歴代3位の高支持率にはそんな演出も効果的だったか▼苦労人ならば社会的弱者への配慮があるかと思いきや、目指すべき社会像に「自助・共助・公助、そして絆」を掲げた。何だか突き放されたような違和感が残る▼前政権ナンバー2の官房長官として、モリ・カケ、桜など数々の政治の私物化について「全く問題ない」「その指摘はあたらない」と追及を切り捨て、安倍氏を守り切ってきた▼沖縄についても「辺野古が唯一の解決策」を繰り返した新首相はまた、基地負担と経済振興のリンク論を否定しない▼そのコワモテから発せられた「自助」である。「自助・共助・公助」は本来、災害現場で使われる言葉で、警察や消防などの救助や支援などが来るまでの間の考え方を指す。それを国民の暮らし全般に自己責任を求めるように聞こえる。新内閣の基本方針から「東日本大震災」の文字が消えたという。それも道理か▼生活保護や年金などの社会保障がコロナ禍という「国難」を理由に切り捨てられないか。「公助」が後退してゆかないか。「自助」でコロナは終息しない。地球という単位の「公助」でしか、私たちは生き残れない。(慶田盛伸)

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