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平久保エコロード 今年度で整備へ

平久保半島東側を走る市道(左側)。市は「平久保エコロード」として現道を維持しつつ改良を加える=12日午前、伊原間

平久保半島東側を走る市道(左側)。市は「平久保エコロード」として現道を維持しつつ改良を加える=12日午前、伊原間

石垣市 補正予算案に7500万円計上

 石垣島平久保半島東海岸で計画されている平久保エコロード事業は、2020年度内で改良工事が完了する見通しとなっていることが分かった。石垣市都市建設課によると、伊原間から平野までの総延長13・6㌔の東海岸未舗装市道を改変することなく環境共生型道路に改良する。9月定例議会に提案中の2020年度一般会計補正予算案に、工事請負費7500万円を計上している。

 市は2015年5月、平久保エコロードの基本構想・基本計画を策定し、作業を進めてきた。今年度は実施設計を行っているが、今月中には終える見通しとなっているため、新型コロナウイルス禍の影響で建設業界から前倒し発注の要請を受けていることも踏まえ、早期に工事を実施することに。一括交付金を財源にするメドがついた。

 エコロード整備箇所は西表石垣国立公園に入っているため、環境省の国立公園区域における道路整備に関する取り扱いを順守。自然環境を保全しつつ良好な景観の改変を最小限にとどめるため道路幅員の拡幅を行わない。車両のすれ違いが困難な区間については待避所を設置するなどの対応にとどめる。アスファルト舗装はしない。

 市は19年度に市有地を活用して伊原間側に入り口350㍍を整備している。今回、9月補正予算案の工事請負費で予定しているのは▽河川をまたぐ6カ所での排水構造物の設置▽勾配がきつい10カ所でのコンクリート舗装▽降雨後、雨水がたまる6カ所での路盤補強舗装▽雨水の流れにより路面が削られた2カ所での路盤補強舗装。

 平久保半島は、石垣島の北東部から長く突き出した半島。東側には▽世界最大のハマサンゴの津波石で国の天然記念物に指定されているバリ石▽長さ200㍍、幅30㍍に及ぶ大規模な明石アオサンゴ群集▽神聖な御嶽林の安良御嶽のハスノハギリ林▽かつての安良集落と平久保集落を結んでいた生活道のヤッサクイツ(安良越道)▽国内では石垣島のみに自生する国の天然記念物ヤエヤマシタン—などが残る。

 市は、貴重な自然環境を保全しながら観光や体験学習などを通して有効活用を図る、としている。 

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