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歴代最長、一強を誇った安倍政権に終わりが

 歴代最長、一強を誇った安倍政権に終わりが近づく。安倍政治の功罪は今後さまざまに検証されてゆくことになるが、政権が島々にもたらしたものをなぞってみる▼まずは石垣港。専用埠頭(ふとう)に停泊する大型巡視船群の威容は、全国最大規模の海上警察力の集積地だ。国有化以降の言わずと知れた日中摩擦「つくられた尖閣危機」への対応である▼南ぬ浜町では、国直轄事業の20万㌧級クルーズ船専用バースの整備が進む。南ぬ島石垣空港では、国際線ターミナル建設事業が始まった。2016年総理所信表明演説で石垣港の、17年には空港のにぎわいにふれた。1地方自治体に2年連続言及する異例の事態であり、二つの整備事業の背景にある▼与那国島の陸自沿岸監視隊発足に石垣駐屯地整備、新川富崎の準天頂衛星追跡管制局設置は、陸自の南西シフト、対中国日米一体化戦略に基づく▼いずれにせよ観光振興のインバウンド戦略と、島々の軍事基地化という相反する政策が同時に進められ、地域はいやおうなく分断されたまま▼後継自民党総裁は14日に選出される。辺野古新基地も平得大俣も、防衛政策は不変か。安倍氏自身が後継に望んだ岸田氏のスローガンはくしくも「分断から協調へ」、石破氏は「納得と共感の政治」である。安倍政治への評価であろう。(慶田盛伸)

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