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イリオモテヤマネコ えさ場造成でCF

ヤマネコの交通事故が多発している湿地内の県道(高相徳志郎代表提供)

ヤマネコの交通事故が多発している湿地内の県道(高相徳志郎代表提供)

イリオモテヤマネコのえさ場として人工池の造成が計画されている浦内湿地(高相徳志郎代表提供)

地元環境保護団体 絶滅の危機から守りたい

 【西表】西表在来植物の植栽で地域振興を進める会(高相徳志郎代表)は、イリオモテヤマネコと希少水生生物の保全活動、外来植物駆除活動を行うため、インターネットを介して不特定多数から資金を調達するクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。「イリオモテヤマネコを“絶滅の危機”から守りたい」をプロジェクト名に300万円の目標を掲げる。期間は11月12日まで。

 同プロジェクトでは浦内川に接する湿地(浦内湿地)約20㌶にイリオモテヤマネコの餌場確保と希少水生生物の保護を兼ねた人工池を造成するもの。山地沿いの耕作放棄の水田を常に水が張る状態にし、エサが捕れるようにする。水の流れがある池とよどんだ池の二つ(各10㍍四方)。ヤマネコが歩ける畔のような堤も造る。

 予定地から400㍍海側に位置する県道でヤマネコの交通事故が多発しているため、ヤマネコが造成池の堤を狩りに利用することで道路を横断する機会が減り、事故が少なくなると推測する。

 湿地内に繁茂する外来植物のモクマオウ、ギンネム、アメリカハマグルマ、ギニアグラスの駆除をすでに進めている。湿地内を通る県道沿いには在来種の芝を植え、景観の改善とヤマネコの交通事故防止を図り、造成地を西表島の自然環境保全のモデル地区にしていく考えだ。

 プロジェクトは森林管理所や環境省、県など関連行政機関の許可を受けており、11月16日から来年10月31日にかけて行う。

 事業費はヤマネコ餌場兼保護池造成に35万円、水生生物増殖・モニタリング調査(自動撮影カメラ代を含む)に46万円・外来植物駆除に55万円・植栽活動(自生株からの苗代を含む)に80万円、返礼品(郵送料)・手数料に84万円。

 返礼品は、ヤマネコ足跡を型にし西表の粘土を使用したペーパーウェイトの素焼きか本焼きのいずれか。希望者に送付する。

 クラウドファンディングのサイトにはhttps://readyfor.jp/projects/iriomoteかQRコードでアクセスできる。(曽根田容子西部通信員)

  • タグ: イリオモテヤマネコ西表在来植物の植栽で地域振興を進める会
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