八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

修学旅行 地元シフトに歓迎の声

オープントップバスを購入した南ぬ島交通。地元修学旅行用のプラン作成も行っている=25日午後、新川

オープントップバスを購入した南ぬ島交通。地元修学旅行用のプラン作成も行っている=25日午後、新川

観光業界 マイクロツーリズム期待

 新型コロナウイルスの影響で、石垣市内の小中学校では修学旅行先に地元八重山を選ぶ動きが出ており、観光業界から歓迎の声が挙がっている。地元の修学旅行増加を見込み、観光バス購入や新たな観光プラン作成を進める事業所も。関係者は自身の足元を見つめ直す、マイクロツーリズム(近場観光)への期待を寄せる。

 ことしの修学旅行の特徴は県外校の場合、前年比で予約は増加傾向だが、秋口(10~11月)の予約は年明けに延期となるケースが多い。観光関連業者はこの空白期間に、地元校の修学旅行が入ることを期待している。

 市内のあるリゾートホテルには、25日までに市内2校の仮予約が入った。同ホテルの担当者は「ぜひ、地元の子に地元の魅力を再発見してもらいたい」と歓迎。続けて「マイクロツーリズムとして地元で宿泊することは児童・生徒にとってマイナスではない」と強調する。

 同ホテルの県外修学旅行の予約状況は10月分の延期が出始めており、4校中2校で延期に。担当者は「この秋口に(地元)修学旅行が入ってくれたら」と願う。

 インバウンド客を対象に観光バスを運営してきた事業所は、海外客が見込めないことで修学旅行に新規参入。有限会社南ぬ島交通では、地元の修学旅行の誘致を目指している。現在、同交通では地元用の観光プランを作成中。平和教育や八重山の歴史、文化を体験するプランや星空ツアー

を学校に売り込みたい考えだ。

 営業・運行管理者の宮古義春さんは、「島の西側の子は東側を知らない。東側の子は西側を知らない。自分の島のことを知ってもらえる観光コースを組みたい」と意気込む。

 また、地元の修学旅行受け入れを見据え、同社では新たに開閉式屋根のオープントップバスを導入。バス全17車には抗菌塗装を窓や天井、シートに施して感染症対策を行っている。

 石垣市教育委員会は今年度の修学旅行について▽中学校の県外旅行は来年度に延期▽小学校の県内旅行は市内、郡内への予定地変更や日帰りを推奨—と方針を決定。市内小学校の2020年度当初計画によると修学旅行は▽9月9校▽10月5校▽11月6校—の3カ月間に集中している。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム