島そうじプロジェクト CFで資金調達へ
- 2020年08月23日
- 地域・教育
公営塾の高校生
石垣市公営塾に通う高校生が22日、漂着ごみ問題の解決につなげようと、インターネットを通して不特定多数から資金を調達するクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。回収したプラスチックごみを粉砕、再加工するオランダ発祥のプロジェクト「プレシャスプラスチック」(プレプラ)を導入するため、機械の購入費に充てる。9月22日までの31日間で135万円の資金確保を目指す。
3高校の1~3年生7人を中心に、石垣島島そうじプロジェクト実行委員会として取り組んでいるもの。昨年10月、石垣市で開催されたアイランダーサミット(世界の離島サミット)でビーチクリーン活動に参加した際、プラスチックごみが海洋生物に与える被害に気付き、ビーチクリーンなどの活動を始めた。
導入を目指しているプレプラでは、パズル式ブロックとコースターをつくる予定。パズル式ブロックはビーチクリーン活動の際に荷物置き場として利用する。コースターは、今回のプロジェクトをより身近なものにする製品として使用されることを期待する。キャンプ用品やインテリアなども作成していく。処理機械は伊野田キャンプ場に導入する予定。
高校生らは「このプロジェクトを通して、海洋ごみ問題への意識が高まり、石垣島の美しい海をポジティブに守っていくことにつなげていきたい」としている。
クラウドファンディングサイトはhttps://readyfor.jp/projects/shimasouji
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