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教科書選定 「ないがしろにする行為」

教科書採択をめぐり抗議声明を発表する子どもと教科書を考える八重山地区住民の会=20日午後、大濱信泉記念館

教科書採択をめぐり抗議声明を発表する子どもと教科書を考える八重山地区住民の会=20日午後、大濱信泉記念館

考える住民の会 審議のあり方などに抗議

 石垣市教育委員会(石垣安志教育長)と与那国町教育委員会(田原伊明教育長)が、2021年度以降に使用する中学校の公民教科書に育鵬社を採択したことなどを受け、子どもと教科書を考える八重山地区住民の会(江川三津恵氏ら共同代表8人)は20日午後、審議のあり方や育鵬社採択に抗議する声明を発表した。

 同会は採択に先立ち、教科書を選定する「教科用図書八重山地区採択協議会」について、構成委員の見直しや審議の公開、調査員による調査報告書の順位付け復活、などを求める請願を提出。市教委は11日に開かれた臨時会で、請願について、採択終了後に審議した。

 同会は20日午後、大濱信泉記念館で記者会見を開き声明を発表。請願に関する審議が後回しされたことを「請願に向き合わず、ないがしろにする行為であり、絶対に許されない」と強く批判。

 また、臨時会中、教育委員が、公民選定についてどのような議論があったか詳細を求めた際、採択協議会に参加した教育長を含む3人の委員がほぼ言及しなかったことを指し「採択に責任を持つからには十分な審議があってしかるべきだ」と抗議した。 

 さらに、与那国町の採択については、教育委員への調査報告書と教科書が事前配布されないまま採択が行われたことについて「採択の有効性が問われる」と追及。

 育鵬社公民教科書の内容に関し「主権者としての憲法観、人権観、正しい歴史認識の形成の観点から問題がありすぎる」と指摘。「全国的に育鵬社離れが進む中、内容の審議すら十分に尽くさず、4度も育鵬社版教科書が採択されたことに対し強く抗議する。調査員の意見を反映し、子どもの学びにふさわしい教科書の選定、採択を行うよう強く求める」と訴えた。

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