軽症者らの療養施設開設 病院の対応病床数確保で
- 2020年08月05日
- 政治・行政
新型コロナウイルス感染患者11人が入院し、オーバーフローを引き起こしている県立八重山病院の病床数を確保するため、沖縄県は4日、無症状・軽症者の療養施設を開設した。
7月30日に市内で集団感染が分かり、同院に入院していた6人を4日夜、施設へ移した。同院の入院患者は4日現在で6人。八重山事務所によると、3日に感染が判明し自宅療養中の男女2人も5日の入所を予定。同院の限りある病床を、中等症・重症者が発生した時に備え空床を確保する。
県の療養施設はアパホテル(5階建、89室)。3~5階部分の客室を優先的に使用する。
患者の管理は、昼間に看護師を配置し1日3回オンラインで問診する。夜はオンコール対応、容体が悪化するようであれば医師の判断を仰ぎ八重山病院に搬送する。
このほか、県の職員を24時間体制で常駐させ、食事提供などを行う。
周辺の飲食店や住宅にはチラシを配り周知をしている。
厚生労働省のマニュアルによると、患者の退所基準は、有症者の場合▽発症日から10日経過し、なおかつ症状が軽くなって72時間がたった者▽発症日から10日以内に症状が軽くなった場合、そこから24時間経過した後にPCR検査をし、2回連続で陰性が確認された者―。
無症状者の基準は▽発症日から10日間経過した場合▽発症日から6日間経過した後にPCR検査を2回連続で陰性が出た場合―。
発症日は患者が症状を呈し始めた日。無症状者・発症日が明らかでない場合は、陽性確定日を基準日にする。
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