ソフトテニス 八重高男女、歓喜の頂点
- 2020年07月24日
- スポーツ
初のアベック優勝を飾った八重高のメンバー=23日、漫湖公園市民庭球場
決勝の3番手、ファイナルの激戦を制した屋嘉部善行(奥)・仲野龍輝組=23日午後、漫湖公園市民庭球場
決勝で落ち着いた試合展開をみせる吉川小百合(右)・仲本こころ組=23日午後、漫湖公園市民庭球場
2020年度県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)のソフトテニス競技の団体戦が23日、漫湖公園市民庭球場で行われ、八重高男子は14校の、同女子は12校の頂点にそれぞれ立った。
【男子】
〈予選リーグ〉
八重山3ー0那覇
八重山3ー0向陽
八重山3ー0本部
〈準決勝〉
八重山2ー0那覇西
〈決勝〉
八重山2ー1名護
【女子】
〈予選リーグ〉
八重山3ー0那国際
八重山3ー0那覇商
〈準決勝〉
八重山2ー0糸満
〈決勝〉
八重山2ー0知念
【男子】
名護と決勝、大接戦制す
準決勝で強豪那覇西を破り、勢いそのままに名護との決勝へ。
「格上相手にチャレンジャーとして挑んだ」という高嶺史弥・喜舎場兼士組が大城・花田組に4ー1で敗れたものの、続く1年生コンビ吉川洋一郎・高嶺星弥組が福地・平良組に勝利。勝負の行方は3番手の屋嘉部善行・仲野龍輝組へ託された。
一進一退の攻防が続くなか、後衛の屋嘉部がラリーで粘ると、大事な場面で仲野がボレーを決める攻めのプレーで得点を奪った。ファイナルにもつれる大接戦を制し、念願の初優勝を手にした。
高嶺史弥は「頼もしい1年生が入ってきて、目標にしていたアベック優勝も勝ち取ることができた。みんなで団結して最後に初優勝できたのは本当にうれしい。ソフトテニスを続けてきて良かった」と笑顔を見せた。
仲野龍輝は「ソフトテニスを始めて5年、やめようと思うこともあったけど初めてやって良かったと思った。最後に絶対にアベック優勝したかったのでうれしい」と喜びをかみしめた。
【女子】
実力示す圧倒的な強さ
予選から決勝まで全試合ストレート勝ち。圧倒的な強さを見せ、念願の県高校総体初優勝を飾った。「本来の出来で言うと50%くらい」(高嶺享史監督)と全員の調子が上がらなくても勝ち切る実力と強さがあった。
決勝では1番手の吉川小百合・仲本こころ組が一時2ー2とされたが、百戦錬磨の経験値が生き、落ち着いて立て直した。2番手の平得倖菜・岡田茉里那も得意のつなぐテニスで相手を寄せ付けなかった。
隣のコートで行われていた男子とともに団体初優勝を決めると、全員で抱き合って喜びを爆発させた。
吉川は「大会開催が決まってから男女アベック優勝を狙っていた。うれしいの一言に尽きる。同じセンターコートで戦えたことで刺激になった」と笑み。
全国を目指したメンバーと団体で戦う最後の試合。「小学校から同じメンバーで家族よりも長い時間を過ごしてきた。このメンバーで全国で戦いたかった気持ちは強い」と悔しさをにじませながらも「後輩たちに全国の舞台で活躍してほしい」と思いを託した。
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