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「言葉と事実」と題する解説文が小学校5年…

 「言葉と事実」と題する解説文が小学校5年の国語教科書に掲載されている。心理学者の福沢周亮さん(1933ー2018年)が書いたもの。その授業を参観する機会があった▼まず、羊番の少年が「大変だ、おおかみが来た」と何度もウソをついたため、本当のおおかみが出てきたときに誰も助けに行かなかったという「うそつき少年」を紹介▼この事例をもとに、二段落で「事実と結びつかない言葉を何回も使ったので、村の人たちから、少年の言葉は信用できないと思われてしまった」と解説、「言葉は事実と結び付けて使うことが大切です」と結ぶ▼ところが次の段落で「では言葉は事実と結びついていれば、どんな言葉を使っても同じように受け取られるでしょうか」と問題提起。「同じ事実と結びついていても、それを伝える人によって、使う言葉がちがってくることがあるのです」。どんな場合があるか。そこでチャイムが鳴った▼続きを確認すると、1組と2組のリレーの結果を学級新聞がどう伝えているかを取り上げていた。見出しは「大勝利」「快勝」「おしくも敗れる」の3通り▼事実は同じでも、伝える人の視点や立場によって言葉が違ってくる。子どもたちはメディアリテラシーを学んでいる。頼もしいかぎりである。(比嘉盛友)

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