返礼品の発送を開始 石垣牛CFプロジェクト
インターネット上で支援金を募り、返礼としてJA石垣牛を贈るJAおきなわの石垣牛クラウドファンディング(CF)プロジェクトは6月21日で終了し、1141件1789万4338円が寄せられた。JAおきなわ八重山地区畜産振興センターは1日、生産者からの感謝のメッセージを動画で伝えるQRコード付きの礼状も添え返礼品の発送を開始した。
支援は山形、鳥取、高知を除く都道府県からあった。多い順に関東502件、沖縄236件、近畿166件、九州62件、北海道24件、中国21件、東北13件、四国10件。八重山では石垣市46件、竹富町3件だった。
支援総額に端数が生じたのは「良い肉」の語呂合わせで429円、「サンキュー」の39円や3万9000円など、規定の金額以上の支援があったため。これが175件と支援総件数の15%を占めた。金額は計33万7338円。JAは「CFの趣旨である支援という形が如実に表れ、大変感激している」と感謝する。
同センターは、今回の取り組みについて「さまざまなデータが入手でき、貴重な経験をすることができた。当組合の扱う農畜産物の販売促進につなげたい」としている。
返礼品の発送式が1日、発送を担う5精肉店のうち新川の担たん亭であり、JA石垣牛肥育部会の多宇司副部会長は「全国から支援を受け助かった。おいしい石垣牛を食べてもらい、ぜひ石垣島にお越し頂きたい」と感謝、八重山地区本部の石垣信治本部長も「心温かい気持ちで石垣牛の産地を支援していただいた。絆ができたことをうれしく思う」と述べた。
地元支援者の池田愛子さん(49)=登野城=と、新里まり子さん(39)=八島=に商品が贈呈された。
夫の真作さん(53)と子牛を生産する池田さんは「子牛を購買者に買ってもらっているので、まずは自ら購入した。和牛を消費してもらいたい」とPR。
夫の朋也さん(38)とともに繁殖から肥育まで行う新里さんは「購入者の気持ちがうれしい。生産者の励みになる。新しい時代に対応できるよう頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。
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