パイン、マンゴー出荷 農家、石垣島産の味に自信
- 2020年06月25日
- 社会・経済
石垣島産パイン・マンゴーのゆうパックでの出荷が24日、始まった。新型コロナウイルスの影響による空路減便が懸念されたが、航空各社とも復便に動いており、八重山郵便局(西里博務局長)によると、例年に近い輸送力が確保できる見通し。パインで4万箱、マンゴーで1万2000箱の出荷を計画する。前年に比べマンゴーで1000箱増を見込む。
生産者団体の石垣島ゆうパックの会(上間昇会長、5個人団体)によると、豊作で味も良い。上間会長(83)は「新型コロナが落ち着いてホッとしている。パインは梅雨の雨で糖度が心配されたが、早く明けたのでおいしく育っている」と味に自信。
島本敏さん(38)=嵩田=は「マンゴーもことしは全体的に豊作型。冬の温度が安定し、日照も良かったので、出始めのころから味も良く色もきれいに乗っている。輸送だけが心配だった」と安堵(あんど)している。
郵便局は午前9時から駐車場で、関係者を招いて出荷式を行い、西里局長が「甘くておいしいパインとマンゴーを全国に発信し、ゆうパックの拡大に取り組む。農家が丹精込めて育てたパイン、マンゴーを自信を持って届ける。夏の贈り物として選んでほしい」とPRした。
中山義隆市長は「今がまさに旬。他産地に負けない高品質のパイン、マンゴーをおいしく味わえる季節。航空便も随時戻っており、万が一の場合には市が航空便を確保するので農家には安心して生産し、注文を取ってほしい」と述べ、上間会長は「島外にいる親戚や子ども、孫らに石垣島でとれたおいしいパインとマンゴーを食べさせて」と呼び掛けた。
この後、関係者でゆうパックを伝達して車両に積み込み、拍手で出発を見送った。
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