市議会一般質問 オンライン学習検討へ
- 2020年06月18日
- 政治・行政
6月定例石垣市議会(平良秀之議長)は17日、花谷史郎、大濱明彦、石垣達也、石垣亨の4氏が一般質問を行った。新型コロナウイルス感染拡大に備え、市教委は、遠隔学習(オンライン学習)などの可能性を検討する方針を示した。現在、児童生徒のいる各世帯に通信環境の有無などを調べている。
オンライン学習では、各世帯での通信環境、パソコンなど端末所持が前提となる。市教委は各小中学校を通して各世帯に調査票を配布。Wi|Fi環境や子どもが学習する際に使用できる専用のパソコンやタブレットがあるかないか、休校となった場合の遠隔学習(オンライン学習)を希望するかどうか、などを聞いている。
天久朝市教育部長は「調査結果を分析しながらオンライン学習の可能性を検討したい」と述べた。自ら計画を立て、課題を解決するなど自学力を身につける取り組みも展開する。
質問した大濱氏は「オンライン学習では格差が出ないようにしてもらいたい」と要望した。
農地からの赤土流出防止対策について石垣達也氏が「取り組みが多岐にわたるので協議会などをつくって本気で海域を守る取り組みができないか」と抜本的な取り組みを訴え、中山義隆市長は「ワーキングチームを立ち上げ、どういう組織で動くか、まずは検討をしっかりしたい」と応じた。
陶芸振興で石垣亨氏は、認定技能士制度の創設を提案。小切間元樹企画部長は「認定制度創設は意義がある。陶芸以外の手仕事分野も視野に制度設計をしていきたい」と答弁した。
市内には25カ所の工房がある。石垣氏は、新型コロナ対策として割引きクーポン券などの支援を要望、小切間部長は「焼き物まつりの開催に向け近く協議するので、その中でアイデアを交換したい」と述べた。紅イモ「沖夢紫」のクーポン券についても米盛博文農政経済課長が「前向きに検討したい」とした。
ことし3月にリニューアルされた市ホームページについて花谷氏が新型コロナ情報を例に「支援策と感染防止策が混在して見づらい。大幅な改善が必要だ」と指摘、小切間企画具兆は「引き続き見やすい、分かりやすいを心がけて改善する」と答えた。
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