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八重山観光に復調の兆し

修学旅行の予約が前年より高まる傾向にある。関係者はコロナ第2波でのキャンセルを懸念している=2019年11月5日、南ぬ島石垣空港(資料写真)

修学旅行の予約が前年より高まる傾向にある。関係者はコロナ第2波でのキャンセルを懸念している=2019年11月5日、南ぬ島石垣空港(資料写真)

修学旅行の予約好調 海外から国内シフト

 新型コロナウイルス感染拡大で大打撃を受けた八重山観光に復調の兆しが見え始めている。秋以降の修学旅行の予約が好調で、受け入れ校数が前年の約2倍になった事業所も。旅行先を海外から国内に変更した学校もあり、国内客の動きに一定の変化が出た形。関係者はコロナ第2波を懸念した上で「秋から順調に伸びてくれたら」と期待する。

 観光バスを運営する東運輸㈱(松原栄松代表取締役社長)では、例年100校前後の修学旅行を受け入れるが、ことしは最大約120件の予約を受けた。

 グアム、台湾、韓国、東南アジアから八重山観光に振り替えた学校は予約ベースで3割程度、新規の学校が増えた。同社の日笠利昭取締役総務課長は新規校の増加について「一度、八重山に来て頂けたら、今後も来島する可能性があり、新規校の定着が見込まれる」と展望を語る。

 気がかりは東京都教育委員会が5月28日付で発表した学校運営に関するガイドライン。都立中・高に対し「宿泊を伴う行事や郊外での活動は、延期または中止」を求めており、同社は自粛ムードの再燃を懸念する。

 マリンダイビング業の㈲ぷしぃぬしま(安谷屋正和代表取締役社長)でも修学旅行の受け入れが相次ぐ。同社によると5月頃から予約が来春2〜3月に振り替わり、同期間は前年比で約2倍の受け入れに。10〜12月のシーズンも前年同様の予約状況という。田中誠司常務取締役は「今後、海外からの振り替えも入ると思う。新規来島校も増えている印象だ」と状況を話す。

 旅行社が修学旅行先を海外から八重山に変更する理由もある。学校側が海外のコロナ禍を避ける傾向にあるため、国内でも本土からの旅行単価が高いエリアとして八重山が選ばれているというのが関係者の見方だ。

 南の美ら花ホテルミヤヒラを運営する美ら花グループの宮平康弘CEOは「修学旅行の海外からの振り替えが大きなホテルに入ってきている」と傾向を語り、「秋は高齢者マーケットと言われるが、高齢者は感染症に対して慎重。秋の観光客が伸びなくて困っていたので大歓迎だ」と喜ぶ。「コロナ第2波は心配だが、10月(秋)の観光が何事もなく成功すると、春、来年へつながる」と期待した。

 八重山ビジターズビューローの八重山教育旅行誘致委員会によると、20年度の来島校は予約ベースで前年度と同じ104校。ただ、ことし4〜5月にキャンセルが15校入り、別の時期に振り替えられたかは不明。

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