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「慰霊の日」に行われる戦争マラリアの…

 「慰霊の日」に行われる戦争マラリアの犠牲者追悼式は、今年は規模を縮小して行われることになった。石垣市はホームページ(HP)で、正午のサイレンに合わせて黙とうするよう呼び掛ける。新型コロナウイルスは、亡くなった人びとの無念に対して島の人たちが集う機会をも奪う。やりきれないことだ▼6月23日と豊年祭、その次にやってくる旧盆という連なりは、暑さの中で土地の記憶をたどり、そこに生きる人たちのつながりを確かめる時間である。このうち、豊年祭も新型コロナの影響が出始めている▼東京都内で新型コロナの感染確認が続いている状況を踏まえると、旧盆も例外ではいられないかもしれない。アンガマも三密避けてということになってしまうのか▼八重山で最後のマラリアの患者が確認されたのは1961年。来年がようやく60周年だ▼世界保健機関(WHO)はHPで世界のマラリアの状況を公表しており、2018年には2億2800万人の患者が発生し、40万5000人が死亡している。新型コロナのワクチン開発が急がれる一方で、マラリアは依然として人類の脅威であり続けている▼八重山が感染症との間で結ばされた縁は浅くない。祈りの場は細分化されても、寄せる思いは強くありたい。今年は戦後75年の節目である。(松田良孝)

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