県議選、きょう告示 現職以外に動きなし
- 2020年05月29日
- 政治・行政
6月7日投開票の県議選は29日、告示される。石垣市区(定数2)では、市選挙管理委員会で午前8時半から午後5時まで立候補の届け出を受け付けるが、次呂久成崇(46)=社民・社大・共産推薦=と大浜一郎(58)=自民公認、公明推薦=の現職2氏のほかに立候補の動きが28日時点でもなく、無投票当選の公算が大きい。
今選挙は、新型コロナウイルスの影響で過去に例のない前哨戦となった。両陣営とも「3密」(密閉、密集、密接)を回避するため、集会や懇談会、総決起大会などを自粛。インターネットや電話などを活用して支持拡大を図ってきた。
両陣営は告示日、立候補を届け出た後、選挙事務所で候補者らの決意表明を予定しているが、一般支持者に参加を呼び掛けておらず、選対本部役員のみで行う。この後、両予定候補者は選挙カーで遊説に繰り出す。
両氏は告示前日の28日も通勤時間帯に合わせて主要交差点に市議らとともに立ち、ドライバーにあいさつしたり、手を振ったりして支持を呼び掛けた。
次呂久氏は「無投票の流れがあるが、だからこそ気を引き締めていきたい。選挙の準備は万全だ」と話した。
大浜氏は「期日前投票の目標や割り振りなども確認した。最後まで気を抜かずに取り組んでいく」と話した。
3市町選挙管理委員会は期日前投票、投開票に向け新型コロナ感染防止対策の準備を進めている。投票所への消毒液設置、記載台の消毒、使い捨て鉛筆の使用、投票所内の換気などの対策をとる。
石垣市では、これまで中央運動公園野球場会議室を期日前投票の会場にしていたが、新型コロナ対策で使用される可能性があるため、市健康福祉センター検診ホールに変更する。
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