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「責任」という言葉が、内容を伴わない何と

 「責任」という言葉が、内容を伴わない何ともあいまいな手触りになっていないだろうか。手元の辞書「大辞泉」によれば、責任とは「立場上、当然負わなければならない義務」「自分のしたことについて責めを負うこと」とある▼この方はいかがだろう。2012年12月以降の第2次安倍政権で、不祥事などで辞任した閣僚は実に10人に及ぶ。「政治とカネ」だけではなく、失言や暴言が相次ぎ、辞表提出という事実上の更迭。首相はそのたび「任命責任は私にある」と明確に述べながら、ご自身は何の責任も負わない▼危機管理に強いがゆえの「一強」と、よく言われてきた。が、ここへ来て政権運営にほころびが目立つ▼新型コロナ対策のあれこれ。布マスク配布に、現金給付金10万円のちゃぶ台返し。あげくのはてが検事定年延長の閣議決定、法案先送りに続く当のご本人、東京高検検事長の賭けマージャン▼今回も「最終的な責任は私」としつつ「法案を出してきたのは法務省」「処分を決めたのは検事総長」と逃げている。辞任10人目の前法務大臣河井克行氏は公職選挙法違反で起訴が近いとされる▼SNS上で政権への抗議がかつてない規模となったように、国民の視線は厳しさを増す。「ある」なら「取る」べき責任が、あいまいなままではいけない。(慶田盛伸)

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