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新型コロナ影響 海ぶどう消費が激減

出荷が落ちこんでいる海ぶどう。地元の消費拡大に期待が寄せられている=1日、八島町

出荷が落ちこんでいる海ぶどう。地元の消費拡大に期待が寄せられている=1日、八島町

4月出荷、前年の4割に

 八重山漁協海ぶどう生産部会(比嘉幸秀部会長、3経営体)の養殖海ぶどうの消費が、新型コロナウイルスの感染拡大で激減している。生産量の9割を消費する観光客の急減によるもの。海ぶどうの生育に要する期間は約40日で、生産サイクルを止めることができず、摘み残しをやむなく廃棄処分するという事態に。比嘉部会長は「観光客の消費はしばらく見込めない。休業中の居酒屋の再開、鮮魚店への流通で地元消費が増えてほしい」と願う。

 同部会の年間出荷量は3㌧。月平均で約250㌔。全体の9割を市内の土産店や居酒屋、スーパーに卸しているが、観光客の来島自粛や取引店舗の営業自粛で4月は前年比で4割の100㌔しか出荷できなかった。

 比嘉部会長は養殖タンク6基で生産。1週間に1タンクのサイクルで海ぶどうを収穫しているが、収穫時期が過ぎた海ぶどうは変形して消費にならないため廃棄処分するケースもある。

■地元消費拡大に期待も

 JAファーマーズマーケットゆらてぃく市場のほか、新たな販路として一部の市内鮮魚店にも卸している。比嘉部会長は「タンクを動かすポンプや光熱費で月約10万円の固定費が出る。収入がないと厳しい。なんとか地元の方に消費してもらいたい」と話す。 

 同部会の仲田森浩さん(60)は「これまで観光客の需要が高かったことを再認識した」という。

 「ここ数年、海ぶどうによる収入が増え、依存度も高まっている。ほぼ観光におんぶした形の需要形態なので、ほかの売り方に対応できない」と頭を抱え、「生産部会の海ぶどうは第1次産業振興の産品として生産している。ぜひ、皆さんに応援してもらいたい」と消費促進を呼び掛けている。

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