JA石垣牛 セールで地元消費拡大 600パック30分で完売
新型コロナ影響 需要落ち込む
石垣市の特産品「JA石垣牛」の地元消費を拡大しようとJAおきなわ八重山地区畜産振興センターは2日午前、「JA石垣牛地元還元セール」を沖縄共同ガス㈱駐車場で開催。JA石垣牛の1㌔セットを通常価格の半値で販売。多くの住民が買い求め、用意した600パックが30分で完売した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費や需要が落ち込む石垣牛の、地元消費を促そうと企画したもの。JA石垣牛1㌔セットには切り落とし、焼き肉セット、サーロインステーキが入り、価格は通常の半額5000円。
当初、1人5パックまでとしていたが、多くの人にいきわたるように2パックに制限。また、人との接触や混雑を避けるため、ドライブスルー方式で販売されたが、開始30分前には周辺に長蛇の車列ができる人気ぶりで、用意した600パックは、わずか30分で完売となった。
2パックを購入した50代女性は「こんな機会めったにないので買えて良かった。普段はなかなか手が出ない。お家で味わいたい」と笑顔を見せた。
最後の購入者となった60代女性は「1時間並んで買えたのでラッキー。本当にありがたい。GWはどこにも行けないのでお家で焼き肉を楽しみたい」と声を弾ませた。
同センター畜産部畜産課の仲程信智課長は「これだけ多くの人が来るとは思わなかった。地元の人も期待してくれるのはありがたい。この機会に石垣牛を家庭で味わっていただきたい」と話した。
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