PCR検査装置届く 八重山病院に、市が購入
- 2020年05月02日
- 政治・行政
県立八重山病院に1日、新型コロナウイルス感染を確認するPCR検査装置が届いた。石垣市が購入し、同病院に貸し出す。中山義隆市長によると、運用時期については明言できないとしつつ、技師らによる技術習得研修を経て1、2週間後の見通しという。
運用が始まれば、検体採取から本島の検査機関に送って結果判明までに要した2日間が2時間に短縮される。
中山市長は同日夕の会見で「現地で検査できればすぐ結果が出る。陽性が出ればすぐ隔離でき、濃厚接触者の動きも分かるので抑え込みができる。市内の感染拡大防止に大きな力となる」と話した。
市議会から同日要請された実施要件(37.5度以上の熱が4日以上続くなど)の緩和については「行政検査の基準を緩和すると自己負担となるため、保健所や県と調整していきたい。市の相談外来で検体を採取しているのでハードルは下がっていると思う」と話した。
南ぬ島石垣空港での検体採取については「国際線の場所の配置についてはメドはついたが、サーモグラフィーで熱がある人に対し検体採取についてどう同意をとるか、行政検査が認めてもらえるかどうか、今後詰めていく」とした。
市は、県が6月下旬以降に県内病院に導入を予定しているPCR装置の規格と違うことから独自購入を判断した。購入費は352万円。県の導入後は、民間医療機関への貸し出しを検討している。
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