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石垣市 「気を緩めることなく」

新型コロナ受診状況

新型コロナ受診状況

新型コロナ相談外来終了 封じ込めに効果の声も

 石垣市新型コロナウイルス感染症相談外来は26日に終了した。検体採取で29人全員が陰性だった。26日採取分の1検体は28日に結果判明の予定。外来は16日に感染が分かった3例目20代男性を感染源に「集団感染の恐れがある」として緊急的に設置し、行政と医療機関は地域対策本部を発足させ「八重山モデル」として連携体制を構築した。感染拡大の封じ込めに一定の効果を評する声がある一方、中山義隆市長は「ゴールデンウイーク中に新たな感染者発生も可能性としてある。気を緩めることなく、これまでの生活を元に戻すため力を貸してもらいたい」と呼び掛けた。

 外来を開設した10日間で相談外来の受付数は358人、このうち電話問診275人。外来受診は83人で、PCR検査のため30人分の検体を採取した。

 開設前は、八重山病院のみで検体を採取し沖縄本島の検査機関に送っていた。外来での検体採取を可能にしたことで、県が進める検体採取センターのモデルケースをつくった。

 受診状況は、3例目の接触者と思われる人が17~19日に集中。検体採取数は19日の11検体が最多だった。

 八重山保健所によると3月22日、3例目の男性は勤務するバーで、後に感染が判明した県外客へ接客していた。保健所は4月1日に事実を確認、男性を濃厚接触者として3月22日から2週間目にあたる4月5日まで自宅待機を要請した。

 10日間、コロナ外来で診察に当たったかりゆし病院の境田康二院長は「3例目の発病が今月1日。ウイルスの感染力が強いとされる発病日前後に接触した人の外来数は思ったより少なかった。逆に7日から11日にかけ接触した人の受診が多かった。発病日から最後の方(13日ごろ)は感染力が落ちていたのかもしれない」と分析。「今後、来島者の中に発熱、症状のある人は外出や行動を制限すべきだ。今は誰が保菌をしているか分からないので、八重山でも単発的に感染者は出ると思う。その都度、今回のような体制で感染者と濃厚接触者を掘り起こし抑え込む必要がある」と対策を示した。

 市コロナ外来設置主体の中山市長は「市民の皆さんに相当な負担をお願いし(二次、三次感染の)新しい感染者は出なかった。協力いただき心から感謝。相談外来が終わることで安心せず感染予防に努めていただきたい」と気を引き締めた。

 また、県は「検査に行けなかった人や症状の軽い人がいる可能性もあるので、ゴールデンウイークも引き続き注意が必要だ」と指摘している。

 今後は電話相談機能を5月6日まで市健康福祉センター内に移す。渡航歴、濃厚接触者、感染の疑いがある人は保健所を通じて八重山病院で検体採取しPCR検査に回す。結果は2~3日で判明。

 コロナ外来の受診や検体採取の再開は、新たに感染者が出た場合に八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き決める。

 電話相談は同センター070-5273-7900~02、対応は午前9時~正午。

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