新型コロナ 竹富町も緊急事態宣言
- 2020年04月18日
- 政治・行政
高速船、20日から再減便へ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため国や石垣市が緊急事態宣言を打ち出したことで竹富町は17日、同町の緊急事態を宣言した。18日~5月6日までの間、町民らの不要不急の外出自粛、自宅待機を求める内容。また、20日から各離島を結ぶ高速船の再減便を実施する。
すでに減便されている石垣島と各離島を結ぶ高速船に対し同町は17日付で、船会社に再減便を要請し調整。以前減便した1日4便(8往復)の航路の場合は2便(4往復)となる。再減便が実施されることで高速船の減便率は現在の63.7%から74.6%に上昇する。また、町民を除く観光客や工事関係者らに乗船自粛を促す。
16日に発表した1億4000万円余に上る町独自の経済対策は、外出自粛を図る観点から臨時議会を招集せず、週明けの21日をめどに西大舛高旬町長が専決処分する。
竹富町役場職員に関しては20日から5月6日まで、各島の保育士などを含む町職員の町内外への出張や、出勤を自粛する。本庁勤務者は2交代制で出勤し、各課で午前・午後出勤に分け、感染リスクを分散する。課長補佐級以上の職員は対象外。
町民への外出自粛要請は重要な仕事、生活物資の購入のため石垣島に渡航することは含まれない。西大舛高旬町長は会見で「この1~2週間が大変重要な時期」と外出自粛を求め「会合などへの参加は厳に慎んでほしい」など呼び掛けた。
また、感染疑いとしてPCR検査を受けた場合、同役場健康づくり課に連絡するよう求めている。
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