BEGIN 「恩返しの気持ちを込めて」
- 2020年03月22日
- 芸能・文化
比嘉栄昇さん、島袋優さん、上地等さんの石垣島出身音楽バンド、BEGINはデビュー30周年記念日の21日、「これまで応援してくださった皆さんへの恩返しの気持ちを込めて」と石垣島からネットを通して生配信アコースティックライブを行った。午後7時半から約1時間半、30年の歩みを振り返りつつ10曲を届けた。
BEGINは5月に「石垣島1カ月公演」を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、企画を練り直している。今回の生配信ライブは、ユーグレナ石垣港離島ターミナル内の美ら星ゲート「いしがき島 星ノ海プラネタリウム」で行った。会場を告知せず無観客、報道陣ら関係者にのみ公開した。
比嘉さんが「石垣島では久しぶりに3人がそろった。きょうはデビュー30周年の日。30年は奇跡的。いっしょにお祝いできる」と切り出し、デビュー曲となった「恋しくて」でライブを開始した。
ハワイの県系人が焼け野原になったふるさとに豚を贈ったことに感謝する「ウルマメロディー」、ブラジルに移民として渡った県出身者の思いをつづった「パナマ帽をかぶって」、石垣中学校の生徒とともに島への思いを込めた「島人ぬ宝」などを披露、「涙そうそう」で締めくくった。
演奏の合間に上地さんは「30年は不思議な感じがする。この日を迎えられて良かった」と感謝、島袋さんは「昨日、同級生がお祝いをしてくれた。涙ぐんでお前たちは俺たちの自慢だと言われて僕も泣いてしまった」と身近な話題も紹介した。
比嘉さんは、イベント自粛などの社会情勢に触れながら「音楽をやるのはまだ早いかなと思っていたが、演奏すると『やるか』という気分になった」と話し、「たくさんの方にお世話になってここまで来られた。皆さんは仲間なので、いっしょに新しい時代に向かって歩いて行こう」と呼び掛けた。
ライブは、BEGINオフィシャルYouTubeチャンネルとFMいしがきサンサンラジオウエブから同時配信された。曲に合わせた映像がプラネタリウムに映し出された。
ライブ終了後、3人を支え続けてきた地元音楽関係者から花束が贈呈された。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。