歓声と安堵の笑顔 3高校と八特支で478人合格
- 2020年03月12日
- 地域・教育
県立高校の2020年度入学者選抜試験の合格発表が11日午前、各校で一斉に行われ、郡内3校と八重山特別支援学校高等部に計478人が合格した。このうち八重山高校では、午前9時に合格者番号が玄関ピロティに張り出され、自身の番号を見つけた受験生らは「よっしゃー!」「あった!」と歓声を上げてガッツポーズ。安堵(あんど)の笑顔や感涙を見せた。定員に満たなかった学科のある学校では、12日と13日に第2次募集が行われる。
本年度は、郡内4校に推薦内定者を含めた513人が志願した。合格者はそれぞれ八重山高校240人(定員240人)、八重山商工高校全日制は125人(同160人)、定時制が12人(同40人)、八重山農林高校は88人(同160人)、八重山特別支援学校は13人(同25人)。
合格を確かめた受験生らは、友人と抱き合ったり、スマートフォンで記念写真を撮ったり、家族や知人に連絡したりと大喜び。伊原間中3年の髙橋大生君(15)は「クラスの受験者全員が合格していたのでとてもうれしい。中学は小規模校だったので高校ではたくさんの友達と交流を深めたい」とはつらつと語った。
白保中3年の荻堂盛秀君(同)は「番号を見た時、これまで頑張ってきた自分をほめてあげた。高校では夢の警察官目指して勉強に打ち込みたい」と次のステージに向け意欲十分。大浜中3年の宮川夏海さん(同)は「バレー部の部活を頑張りたい。高校は楽しい場所と聞いている。めいっぱい高校生活を楽しみたい」と目を輝かせた。
合格者オリエンテーションは八重高が25日午後1時、八重農が26日午前10時、八商工全日制が27日午後1時からそれぞれ体育館で、八商工定時制が27日午後2時から視聴覚室、八特支が27日午後2時から行う。
ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内のほとんどの高校が合格者番号の張り出しを自粛した。
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