黒島牛まつり 3年ぶり晴天に2200人来場
- 2020年02月24日
- 地域・教育
【黒島】「令和に結ぶ島風」をテーマに第28回黒島牛まつり(同実行委員会主催)が23日、黒島多目的広場をメイン会場に開かれた。3年ぶりの晴天に恵まれたまつりに牛を求めて約2200人(主催者発表)が来場。新企画の餌ホイサッサ、アームレスリング大会、ZOOZOOナンバーZOO、黒島フォトコンテストなど多彩なプログラムを楽しんだ。(3面に写真特集)
名物の牛との綱ひきは、闘牛の体調不良で今回は見送られたが、4人1組になり牛の飼料をリレー方式で運ぶ餌ホイサッサ、自慢の腕力を競うアームレスリング大会に観客は大盛り上がり。
サブ会場のZOOZOOナンバーZOOは、0~9の番号が振られたどのレーンに牛がふんを落とすか予想するゲーム。黒島の方言で牛のふんは「ズー」と呼ばれている。ゲームを3回行い見事3桁の番号を当てた人に豪華景品が贈られた。
フォトコンテストは、島民が撮影した風景や人物などを展示し来場者が投票形式でグランプリを決めた。
グルメコーナーは、牛汁、牛そば、牛のモモ焼き、アーサ天ぷらなど島の産品をふんだんに使った料理が並び、長蛇の列ができた。
ステージでは、子どもたちや老人会による島の芸能、東筋秀吉親子のライブ、昨年のデンサ節と小浜節の各大会で2冠に輝いた島仲亜希さんが情緒あふれる島唄を披露。HYの仲宗根泉さんのいとこでユニットも結成していた平川美香さんは、島の子どもたちとダイナミック琉球でコラボレーションした。
子牛にミルクをあげた山根莉子さん(11)=登野城=は「牛の目がとてもかわいい。毎年、楽しみにしているイベント」とうれしそうに話した。
小浜島でリゾートバイトをしている若杉奈津美さん(22)は、島の仲間8人で来場。約400㌔の牧草ロール転がしにも挑戦した。「彼が牛飼いなのでロールを見ることはあるが、実際に転がすととても重かった。手作りのプログラムや料理は島ならではの良さを感じる。会場全体に一体感があった」と満足そうに話した。
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