子ども居場所の情報公開 県が自主運営食堂の内容も
【那覇】県子ども生活福祉部は、地図情報システムで子どもの居場所や自主運営の子ども食堂に関する情報を公開している。石垣市には6カ所あるが、現段階では5カ所が閲覧でき、3日以降には残る1カ所も掲載する予定だ。規模や運営団体、開所時間帯や頻度、対象者、支援内容など個別情報ファイルの閲覧やダウンロードもできる。
県によると、沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用して設置された石垣市の子どもの居場所は2019年10月1日時点で前年同期比2件増の5カ所、自主運営の子ども食堂は変わらず1カ所で計6カ所。竹富町と与那国町にはない。県全体は29市町村で居場所が同6件増の140カ所、食堂が同20件増の50カ所となっている。
県は支援の悩みや情報などを共有するネットワーク化も進めており、1月31日時点で居場所40カ所が加入。石垣市を含めた150カ所は未加入となっており、県は加入促進を図りたい考え。
同部の大城玲子部長は「今後も居場所、食堂を定期的に把握して情報を更新していきたい。保護者だけでなく支援者への情報提供も重要。周知体制を整えていきたい」と話している。
地図上では、子どもの居場所をはじめ小中学校や認可・公立保育所、児童館、放課後児童クラブ、子育て支援センター、公立小中学校通学区域などを組み合わせて表示することが可能になっている。
地図情報システムの子ども居場所一覧は(http://gis.pref.okinawa.jp/pref-okinawa/PositionSelect?mid=800)から直接アクセスできる。
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