ヘリポート 設置条件など説明
- 2020年01月23日
- 地域・教育
航空基地と市議が意見交換
石垣市役所新庁舎の建設に伴い、旧空港跡地に設置されている場外離着陸場(真栄里ヘリポート)が昨年12月6日以降、使用できなくなっている問題で第十一管区海上保安本部石垣航空基地と石垣市議会議員18人が22日、同基地内で意見交換を行った。現在、急患輸送ヘリは真栄里ではなく新石垣空港に離着陸している。
同基地の金城直樹飛行長は旧空港跡地に暫定ヘリポートを設置する条件に▽救急車が侵入可能な場所▽プロペラから吹き下ろしの風(ダウンウォッシュ)の影響が周囲にない場所▽担架のキャスターが引っかからないよう地面が舗装されていること▽離着陸場所が平面で海保ヘリの重量約7㌧に耐えられるーなどを挙げた。
平良秀之議長は、「ダウンウォッシュの影響を踏まえ、将来的に建物の屋上や駐車場に嵩上げヘリポートを設置した場合、離着陸は可能か」と質問。金城飛行長は「なるべくなら地面にヘリポートある方が安全」と答えた。
現在、真栄里ヘリポートの周囲は、重機や仮設トイレ、掘削岩置き場があり、安全面の確保ができず、新空港を使用している。
このほか議員らは、急患輸送業務について説明を受け、格納庫で急患輸送の実演見学をした。
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