各地で部分日食を観測 ことし最後の天体ショー
- 2019年12月27日
- 自然・科学
太陽の一部が欠ける天体現象の部分日食が26日午後1時51分ごろから午後4時38分の間、八重山各地で観測された。このうち県立石垣青少年の家では同家とNPO法人八重山星の会(通事安夫会長)主催の観望会が開かれ、家族連れや観光客など約70人がことし最後の天体ショーを楽しんだ。
食の最大の午後3時20分ごろには厚く垂れ込めていた雲の隙間から太陽が顔をのぞかせ、観測用グラスなどで空を見上げる人たちからは拍手と歓声が湧き起こった。
奈良県葛城市から24日から2泊3日の日程で石垣島を訪れていた井上広大・友理さん夫妻は「初めて見た。とても美しく感動した」と最終日の旅の思い出に満足げだった。
母親の藤田理江さんと参加した凜星ちゃん(2)は、欠けた太陽を「お月さまみたい」と人生初の日食に感激した様子。
通事会長は「冬の沖縄は天気が悪く、見えるか不安だったが、食の最大の時間帯に晴れた。奇跡だ」と喜んだ。
同会ではモニターにも太陽の欠ける様子を映し出し、モニターの前では日食と記念撮影する人の姿も見られ、ことし最後の天体ショーを楽しんだ。
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