石垣海上保安部 巡視船「もとぶ」が配属
取り締まり、海難救助を強化
石垣海上保安部(花井宏泰部長)に配属替えとなった巡視船「もとぶ」(中山徳行船長)が17日、乗組員の引き継ぎなどを終え同部に配備された。12日付で入港していた。
もとぶは2016年に竣工。那覇海上保安部、横浜海上保安部を経て石垣海上保安部に配属された。全長96㍍、幅11・5㍍、総トン数1500㌧、30㍉機関砲や放水銃などを備える巡視船。同部には、もとぶを合わせて17隻の巡視船が配属され、人員約630人と日本最大規模となる。
今回の配備は、全国的な巡視船の配置運用体制の見直しによるもので、尖閣海周辺海域での領海警備のほか、海上犯罪取り締まりや海難救助などの海上保安体制を強化するもの。
同日、浜崎マリーナ内の浜崎専用岸壁に停泊した巡視艇の甲板上で配属替式が行われ、花井部長は「巡視船もとぶの能力を最大限に活用するとともに、関係機関との連携を一層緊密なものにし、八重山の安全と発展のために努力する」と話した。
式終了後、中山船長は「尖閣専従体制には含まれないが、一般業務とともに対応する。乗組員たちと一丸となって県民、国民のために尽力する」と抱負を述べた。
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